毎年恒例のお祭り

ファミリーと同じ富士宮市に本部を持ち、仲良くお付き合いをさせていただいている白光真宏会さんの「五井先生感謝祭」に出店してきました。このお祭りはファミリーにとって秋の恒例行事であり、年間を通じて数回ある催事への出店の中で、何しろ「一番品物がたくさん売れる」イベントでもあるため、準備にも時間をかけています。毎年参加しているため、お店をのぞきにきてくださる方も馴染みの方が多く、「待ってました」とばかりに農産物をまとめ買いしてくださる方も珍しくありません。

今年は残念ながら断続的に小雨の降るあいにくの天気でしたが、イベントは例年と変わりない人出で、出店していた私たちも滞在中のゲストの方を売り子に加えたにぎやかなひとときを過ごしました。

毎年すぐに売り切れる(でもそんなに大量には作れない)お餅と黒米のおこわ。竈でふかした有機米を臼と杵で手でついたお餅なんて、高級品かも?でもお値段は庶民的です

ゲストチームはドーナツ丸め。楽しくおしゃべりしながら作業していました

定番の五平餅。こうちゃんとちなっぴー(中央、右)はベテランの焼き手ですが、今年はたっちゃん(左)も参戦です

おにぎりとおこわ、焼き芋の販売チーム

こちらはクッキーや農産加工品を販売しています

揚げたてのドーナツです。さくさくで超おいしい!

新発売のトマトジャム!ファミリーのヤスエさんが開発した商品です。トマトのジャムは一般にあまり馴染みがないと思いますが、とってもおいしいんですよ。傷ものトマトを加工することで無駄な廃棄を削減した「循環型」な一品でもあります。可愛いらしいラベルは先月ファミリーに参加したプロのデザイナー、かずくんの作品です


速報!新施設を購入しました

実に、「4度目の正直」となりました。新たな施設の新築・取得計画を立て始めてから2年、3つの計画の中止や無期延期を経て、ようやく施設の購入が決まり、本日、正式な契約を締結して引き渡しを受けましたので、皆様にご報告します。

購入したのはデイサービスセンターとして利用されていた土地と建物で、ファミリーの本宅からは車で約4分と近い場所にあります。鉄骨2階建て、約140坪です。土地は共有部分や地主さんから無償提供していただく部分も含めて770坪あり、大きな駐車場も取れる大きさです。

また、隣接した土地に素晴らしい日本家屋が建っており、この物件についても取得を希望する旨をすでに地主さんにお伝えしています。先方も、その方向で調整を進めてくださっています。

購入した土地がある場所は非線引区域と呼ばれ、開発規制のゆるい場所であることも大きなメリットです。ファミリーの土地や建物はそのほとんどが市街化調整区域という新規開発が非常に難しい場所にあり、これまでの計画でも大きな障壁になってきました。

この施設の購入と同時に現在の「まことの家2号館」を売却する計画がありますので、実は収容人員はすぐには増加しません。したがって、これから増築計画を立て、居住や宿泊のためのスペースを増やしていく必要があります。しかし、何はともあれ、今回の物件の購入により、私たちが「いのちの村」のコンセプトを立ち上げてから温めてきた数々の計画を現実化していくための大きな一歩を踏み出したことになります。

さあ、ここを舞台にどんなことが起こっていくのでしょうか。すでに、わくわくするようなアイディアがいくつか上がっています。これからさっそくプロジェクトチームが組まれ、実行に移されていくでしょう。ここを起点にたくさんの方々がつながって、大きな夢が広がっていくことと思います。

これは、僕らが購入した施設です。けれども、僕らのための施設ではありません。これからの世の中にために使われる、みんなの施設です。みなさんと力を合わせて素晴らしい場所が創りあげられていくことを、ファミリー全員が信じています。どうぞよろしくお願いします!

建物の正面です。デザインは非常にシンプルですが、ちょっと素っ気ないですね

建物の南側面

パノラマ写真なので、ちょっと広さがオーバーに写っていますが、右側の土地も含まれています

1階ホールのパノラマです。小学校の体育館みたいな雰囲気です。右側カウンターは厨房です

二階にある和室、10畳+8畳です。廊下側に6畳間が3部屋あります。

離れの岩風呂です。せっかく岩風呂なのになぜか浴槽はポリという中途半端な作りです(笑)改装して、もうちょっと素敵なお風呂にしたいね、と話しています。


第19回生活体験ツアー、ありがとうございました

よしどんです。こんにちは!

先週末の11月8日と9日に第19回のファミリー生活体験ツアーが開催されました。女性8名、男性3名の合計11名に加えて子供3名での開催でした。

これまでもブログにたびたび書いてきましたが、毎月恒例の生活体験ツアーでは、毎回毎回、不思議なくらい全体のカラーというかテーマが浮かび上がってきて、いつも感心してしまいます。これまでにも、エコビレッジや農業を始めている人の意見交換会のような集いになったり、夫婦や恋人、パートナーシップといった事柄に話題が集中したりと、さまざまな回がありました。

余談になりますが、たとえば会社やチームといった集団であれ、個人であれ、常にその時の「旬」なテーマというのがあるんですよね。木の花ファミリーでは、特に話し合っていない事柄であっても、驚くほどみんなが共通したテーマについて考えていたり、取り組んでいたりします。それは、全員が日常の生活を通して自分の内面の動きやファミリー全体の流れを常に意識して生活しているので、今、何が旬なのかというところに共通したアンテナが張られているからかもしれません。

僕の主観的な感覚ではありますが、今回のツアーに参加された皆さんに共通したテーマは、「今の自分の生活や価値観を切り替えたいのだけど、その踏ん切りがつかない」「頭ではわかっているのだけれど、何かの事情で切り替えられない」、そして「実は自分でも気付かないところで切り替える一歩手前にいる」という感じだったように思います。

ツアー参加された皆さん、2日目の午後の振り返りの時間はいかがでしたでしょうか?2日間の生活を通して、今現在の自分が客観的に見られて、みんなとの意見や感想、いさどんからのコメントを通じて、結果的に心の何かが動いた。そんな瞬間が、短い時間にあちこちで起こっていたような気がしています。

雨がちで肌寒く、富士山をほとんど眺める機会のないあいにくのお天気でしたが、充実した2日間を楽しく過ごさせていただきました。また、みんなに「お帰りなさい」を言う日を楽しみにしています。ありがとうございました!

いよいよ次回は記念すべき第20回となります。

追記:

よしどんが原稿を書き、いさおが修正しつつ、自分の意見も盛り込みました。ということで、ガイド二人の合作なのでした(笑)

おいしそうなごはんにわくわく

畑の見学

にわとり小学校の見学

ウェルカムコンサートで「ウッキー、ウッキー!!」

二日目の最後、振り返りの時間

みんなで集合写真。今回もいい出会いをありがとうございました!


「SNS秋季文芸フェスタ2008」に出演しました

よしどんです。こんにちは!

11月2日、東京池袋にある東京芸術劇場にて、新日本文芸協会主催のイベント「SNB秋季文芸フェスタ2008」に出演してきましたので、皆さんにご報告します。

出演したのは木の花楽団といさどん、僕、小学4年生の子ども、ファミリーの東京在住メンバーである「さのっち」こと立教大学准教授の佐野淳也の合計11名。イベントでは僕らのほかにも、作家や歌人、俳人といった多くのアーティストが参加され、詩や俳句の朗詠があり、イベント開催中はとてもゆったりした時間が流れていました。僕らは、その中の2時間を頂いていさどんの講演と楽団によるコンサートを行ってきました。コンサートの最終曲となった「みのりの風」では、100人近い人数で輪になって歌うことができました。

ご参加頂いた皆様、ありがとうございました!イベントに呼んでくださった新日本文芸協会の皆様にも、この場を借りてお礼申し上げます。

最後にボランティアで手伝いに来てくれたみんな、どうもありがとう!

木の花楽団のコンサート

会場となった会議室が暖かい空気に包まれていきます

得意の阿波踊りを披露するさのっちを先頭に、みんなで踊っています(笑)


EDEの記念すべき第1回が開催されました!

木の花ファミリーが開催に全面協力している教育プログラム「エコビレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)2008-09」の記念すべき第1回が、11月1日から3日にかけて「日本大学富士自然教育センター」で行われました。同センターは木の花ファミリーから車で15分ほどのところにあり、富士山の麓、田貫湖畔に位置するたいへん自然の美しいところです。今回、日本大学様の全面的なご協力により、研修に必要な設備や宿泊所が完備された立派な施設を廉価で使わせていただくことができました。

EDEは「エコビレッジ」、すなわち自然環境と調和した暮らしを志す人々が創りあげるコミュニティについて、その思想的な背景やデザイン手法などを総合的に学ぶ教育カリキュラムです。エコビレッジの推進に取り組む国際NGOの開発によるもので、国連「持続可能な開発のための教育の10年」の認証を受け、世界12ヶ国で開催されてきた国際的な環境教育プログラムです。今回、ファミリーのみちよちゃんが代表をつとめる「日本エコビレッジ推進プロジェクト」と、「懐かしい未来ネットワーク」(NPO法人開発と未来工房)の共催により、日本で初めて開催される運びとなりました。みちよちゃんが「懐かしい未来ネットワーク」の鎌田陽司氏とともにプロジェクト・リーダーをつとめているほか、いさどんと「百姓隊」(農業担当チーム)が講師として参加、また食材や現場スタッフの提供も行うなど、ファミリーが多方面にわたって開催を全面支援しています。

第1回目は著書の「ラダック・懐かしい未来」や脱グローバリゼーションに関する国際的な活動で知られるヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんをファシリテーター(講師)に迎えて行われました。

写真は最初のカリキュラムで「エコビレッジとは何か?」というテーマのグループワークに取り組む参加者の皆さんの様子です。初対面にも関わらず、熱のこもった議論が展開されました。

今回の詳しいレポートは、ファミリーのニューズレターを通じてみちよちゃんに書いてもらいますので、お楽しみに!

エコビレッジとは何か?という問いを真剣に考えます

議論を見守るヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんと通訳のトム・エスキルセンさん