「いさどんブログ」をご愛読されている方は、もうご存知かもしれませんが、いつも木の花のみんなで確認しているのは、“メンバー一人ひとりの自覚”。一人ひとりがこの場を任され、つくっていっているという自覚。夜の大人会議でみんなで大事を確認するたびに、みんなの意識は高まるのですが、それぞれの魂の歩みもあって、中にはなかなかそれが持続しないメンバーや、真にそれを実践できていない人もいます。
最近、そんなメンバー一人ひとりにピンポイントで声かけをしているのが、こうちゃんです。
「ここ何日か、エネルギーが内側から湧き出てくるから、全然疲れないんだ」と新しい自分をミーティングでシェアしたこうちゃん。いつもメンバー一人ひとりの心を見守り、みんなが自分の殻を破りひとのために生きることができるように、常に声かけをするこうちゃんを見て、いさどんは、「昔の自分のようだ」と語ります。
ちょうどそこにグットタイミングでお家に現れたこうちゃん!どんな想いでみんなに声をかけているのか聞いてみると。。。
「昔、曼荼羅を描いたときにね、ひとりひとりの点を描いて、それが放射線状につながって、きれいな曼荼羅ができてね。上から見ると真円で、横から見ると一直線。ひととひとのパートナーシップも、それが理想の形だなって。でも、人類史上まだありえてない。もしかしたら、ネイティブの時代にはあったのかもしれないけれど、彼らには悟りがなかったから、崩壊してしまったんだよ。
この地球上で、人類は特別な存在で、その真円がひとで表されるような時代が今、来ている。それが、ティク・ナット・ハンが言っていたコミュニティとしてのブッタ。
そのためには、一人ひとりが立たないとどうにもならないし、横から見ても一直線じゃない。誰かに言われたから、じゃなくて、一人ひとりが一本柱をたてることによって、それがどんどん連鎖していくんだよ。一人ひとりが立つことがすごく大事で、一人ひとりが立っていったとき、真円になる。自分のために生きるなんて、全然関係ない。
みんなの光の柱が立っていくと、それは強いだけじゃなく、まわりをふわっと照らす優しさがある。水面にちょんと石を落とすと、ぽんぽんぽんっとまわりに広がっていくように。そういうふうに、真円が世の中に広がっていくこと。
自分は、パートナーとの修行のことで、なんでこんなに時間がかかるのかと思っていたんだけど、そのおかげで、何度自分の心の扉が開かれてきたか。自分は苦しみをもって学んできたけれど、苦しみと喜びは同意語で、まったく同じこと。今でも、瞬間に善意じゃない心が出ようとすることもあるけれど、自分でそれに気づき、コントロールすることができる。すべて善でいることは、裏づけはないけれど、ありえるなって。この世の中は絶対善でできているのだから、悪意、悪いことは一切ない」と早口でどんどん語るこうちゃん。こうちゃんの中から無限に湧き出る神様の知恵の泉は、とどまることを知りません。
この話の後にもすぐ、あさちゃんに声かけをしていたこうちゃん。すぐひとと比べて引け目を感じてしまうあさちゃんに、「大丈夫。あさちゃんはメンバーのひとりとしてしっかりやってるんだから。あさちゃんもちゃんと真円の中に入っているんだからね」と話してくれたの、と涙ぐみながらあさちゃんは教えてくれました。
こうちゃんから湧き出る善意と優しさが種となって、みんなの心の中にどんどん広がっています。時には厳しく伝えるこうちゃんの心の奥には、いつだって絶対善が存在しています。なぜなら、「よしよし、みんな大丈夫、大丈夫」といつも最後には、にこにこ笑うこうちゃんがいるのですから。