大根と小麦の草生播種

今日は、春に収穫する大根(品種:春慶)をまきました。収穫は、一月から2月になります。地温の確保のためにマルチを張ってまきました。

また、ソラマメ、絹さや、スナックえんどう、ほうれん草の予定地の通路に大麦をまきました。大麦は草生にするためにまきました。とくにソラマメは無農薬で作るのがとても難しいのですが、このやり方で毎年きれいなソラマメが取れています。

なぜ、きれいなものが取れるかと言うと

麦の草生をかませるとまず、麦を好むアブラムシが麦にやってきます。そのアブラムシを求めて天敵のてんとう虫などがやってきて麦の中に住み着いています。ソラマメが大きくなりアブラムシがつく頃には、麦の中の天敵が豆についたアブラムシを捕食して大発生する前におさえてしまいます。

草生栽培は、そこに住む生物層を多様にするだけでなく、物理性の改善や化学性の改善にも役立ちます。草生をうまく管理することでかなりのメリットを引き出すことができます。

とても有効なので皆様も是非とりいれてみてはいかがでしょうか。

さて1枚目写真の左の男性は、中国から日本のコミュニティーの調査にきた黄さんという大学教授。雲南省の少数部族の出身で唯一の大学卒業者かつ地元の英雄だそうです。20歳まで、実家の農業を手伝っていたということもあって農作には自身があるとのことでした。考え方もとっても調和的な人で心地よい時をすごしました。草生栽培の説明をきいてとても関心していました。3日間滞在し、様々なインタビューを行って調査をすることになります。

2枚目は、麦の播種をしているところ。(こうちゃんが播種してまーす)

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土ぼかし

今年は、イチゴのプランター栽培の肥料を木の花菌ぼかし(EM嫌気性ぼかし) をそのまま使うのではなく、土ぼかしにして使うことにしました。

ぼかしは、プランター土に混ぜるのではなく、上において使います。

嫌気性ぼかしは中熟なので、潅水などで水分が多い状態になると多少、腐敗にずれるようなことが去年あったということなので、今年は、土ぼかしにしてみました。

木の花菌ぼかしと2年ものの腐葉土(落ち葉、鶏糞、米ぬかをつんだもの)を1:1で混ぜて(ちょい土が多めにしました)、木の花菌活性液をかけながら混ぜ合わせました。

写真は数日後のぼかしの状態、糸状菌がいい感じで全体を覆って温度も出てきています。

発酵技術はとにもかくにもおもしろいですね。

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畑だよりを新設しました!

このたび、木の花ファミリーの日々の活動をつづった「木の花ファミリーブログ」に加えて、田畑の様子や有機農業に関連する取り組みをレポートするブログ「木の花ファミリー 畑だより」を新設しました。

日々の執筆を担当してくれるのは、木の花ファミリーの若手2人、畑担当「たっちゃん」こと内田達也、そして田んぼ担当「ありくん」こと児玉有貞です。 「木の花ファミリーブログ」の執筆および両ブログの管理人は、ひきつづき「いさおちゃん」こと吉越勲が担当します。

「木の花ファミリーブログ」と「木の花ファミリー 畑だより」の2本立てをお楽しみください。今後とも、よろしくお願い申し上げます。

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畑担当、たっちゃん

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田んぼ担当、ありくん