最近の畑など

ご無沙汰してましたが、様子などをアップします

赤富士。最近、紅葉がはじまり実物はどえらいきれいです

秋作のにんじんは、無肥料でつくってみました。品種は夏蒔鮮紅五寸。品質はとてもよくできました。又根や割れなどもなくいい感じです。

夜のミーティングで干し柿の皮むきをやっています。

左奥がエゴマを乾燥さえている。右奥は、ごまを乾燥させています。柿の皮はたくあんをつけるのに使います

苗を取って、イチゴの定植をしました。ほとんどが自家用になります。         品種は「紅ほっぺ」です。プランターの土は、腐葉土と土の混合に、くん炭、ゼオライト、すこし大き目の炭を入れました。表層は、くん炭マルチがしてあります。はじめは、無肥料でスタートして、しばらくしてから、完熟した土ぼかしを表層にマルチする予定。

玉ねぎ苗。明日から苗取りをして、早生品種を定植していきます。


エゴマの収穫風景

今日は、木の花恒例、人海戦術でエゴマの収穫をしましたー

天気も良くて本当に気持ちよかったー!!

のこぎり鎌で刈っていきます

田んぼ隊のあり君とまりちゃんも手伝いに来てくれました!!

刈り取り中

刈ったものを軽トラに積んでいきます。満載にして4台分になりました

ハウスでしばらく乾燥させます

工事現場でつかうトラ柵にパイプを固定して、そこに立て掛けて干していきます。

作業の区切りにみんなでおやつをしましたー!!総勢15名

エゴマは、うちでは、クッキーに入れたり、ふりかけにしたり、適宜料理に使っています


太陽熱消毒と甲田療法

この時期、玉ねぎの苗の除草が大変なのですが、今年は、除草がゼロ。根きり虫や苗の立ち枯れ病のようなものもゼロです。

なぜか?理由は、夏場に行った太陽熱処理です。玉ねぎ苗予定地の畝たてを夏場に行い、雨が降り、畝がしっかり濡れた後、ビニールで畝を覆います。その後、一ヶ月ほど、夏の日差しの中温度をかけます。雑草や病原菌は死滅してしまいます。

ちなみに、良い菌も死ぬのでは?という疑問がわいてくるのだが、どうやらいい菌は少しは死ぬけど、あまり死なないそうです。植物に寄生する病原菌っていうのは、数多い土壌微生物のうちでは耐熱性が弱いし、酸素がないと生きていけなくて、わりと低い温度で死んでしまうのだが、有機物を分解したりするような菌はかな剛健で、熱には強いうことです。

順調に発芽しています。雑草も生えていない。作業労力がへりました。他の作物への利用も検討してみよう。

今、長期間、ひろちゃんという人が来ています。断食・少食療法で有名な故甲田光雄先生の元で学んだ人です。

通常の訪問者だけではなく、精神のケアー、体のケアー目的で来訪される方も増えています。そこで、せっかくの機会を頂いたので、木の花のメンバーに希望者をつのって少食療法を始めてみました。

基本一日2食。生の玄米を粉末にしたものに水と塩、蜂蜜を混ぜたものと、青汁、豆腐のメニューです。

甲田式を始めたメンバー達

みんなで西式の健康体操をはじめてみました。

今、初めて3日目ですが、少しづつ体が軽くなってきました。とにかくよく噛んでたべるので、少量ですみます。そして、少しの野菜だけれどもよくかむことによって野菜の味が良くわかる。久々に食に対しての感謝の心がまざまざと沸いてきました。

きっかけを与えてくれたひろちゃん、ありがとう


光合成細菌とキャベツ

今年は、光合成細菌の安定培養ができるようになったので、育苗時、葉面散布などに積極的に混ぜています。

その成果、こころなしか苗もがっちりした苗が育っています。畑に出しても今年のキャベツやブロッコリーはなぜかでかい!!外葉がガッシリしており、かといって色が濃いわけでなく淡い色をしている

施肥を増やしたわけでもないのに、なぜだろうと思いながら見ていました。虫害も去年に比べると少ないように思う。やはり光合成細菌の影響がでていると考える方が妥当なようだ。

キャベツ。品種は若峰

キャベツ、ブロッコリー畑

この写真ではいいところをとっていますが、もちろん、虫害のでているところもあります。比較的、苗の出来の良いところの虫害は少ないようだ。

ちなみに、自然農法センターの石綿さんに聞いたころによると、(うる覚えかもしれないのであしからず・・・・・。)

苗の時に光合成細菌を使うと、苗土の中の低栄養のものを好む微生物(ミネラルなどを好む微生物)が活性化される。光合成細菌がそれらの微生物のえさになる。

ちなみに、乳酸菌や酵母主体の活性液を使うと、乳酸菌や酵母は高栄養なので、高栄養なものを好む微生物が活性化するそうです

光合成細菌をえさにして地味な微生物たちが増えると、苗土の養分を使いながら増える。そうすると作物と微生物がせめぎあいながら養分を奪い合う。苗土には、養分はあるんだけれど、微生物さんたちが利用しているからなかなか吸えない。なので、より毛細根をのばすことでなんとか養分を吸っていこうとする。そうなると、がっしりとした苗になるそうです。

よく、無肥料で栽培をする人がいますが、そういうところで成功している作物は、ない中でなんとか根を伸ばして養分を吸っていこうとするので地上部ががっしりして虫につかれにくい作物になるようです。

光合成細菌を使うとそれに似たような状況になる。あと、光合成細菌は多糖類の膜をつくっていて、グルカン?っていう成分があって、それが植物の根に触れると、攻撃をうけているような錯覚をうけて、それに対抗するためにグルカナーゼという成分をつくるらしい。そのような免疫機能を上げるような回路が発動すると、同時にいろいろな防御機能が発動される。たとえば、だぶついている養分を減らせー!!とか、クチクラ層をあつくしろー!!とか、病原菌から身を守れーみたいな指令が発動するので、結果的に健康な苗になるそうです。そんな感じで光合成細菌を使うと、風が吹けば桶屋がもうかる的な効果によって、健康な苗になる。

そんな苗を畑に定植すると、環境適応能力も高く、いい感じの成長をするのではないかと感じます

石綿さんがもってきてくれた、きゃべつの苗は、青虫が食えない。卵があってふかしても、クチクラ層が発達しているので食いにくいので餓死してしまうような状態がつくられるそうです。ただ、コオロギやバッタには食べられるようですが(笑)

ちなみに、うちの苗でもこれはと思うものは、虫もつかないし、強いて上げれば、やはりバッタやコオロギが食っているようだ。

光合成細菌、なかなか面白い!!引き続き試していこう!!


人参除草&かまきり君

人参除草をしました。写真は、冬ごしの人参です。今年は厚まきして、3回に分けて除草してみます。①1cm ②3cm ③8~10cm の3回

今回は二つの畑で人参を育てています。ひとつめの畑Aは、年内どりの人参。比較的、熟畑(こえた畑)のため無肥料で播種。播種前にQホーという除草の道具で一回除草して蒔きました。発芽はうまくいき、人参が優先する環境になったため、Qホーで表面除草を一度して、間引き時に拾い取りするだけで除草完了。たまに生えている草も、人参が優先しているため、するーっと抜ける。抜いて根を確認すると地上部に比べてすごく貧弱。人参が確実に抑えているのが見て取れました。

もうひとつの畑Bは、鶏糞とぼかしを全層にまき耕うん。一ヶ月以上あけてから播種しました。播種溝には、粉上の炭をまきました。この畑が写真の畑。年内から冬越しさせる人参です。播種前にQホー除草をするのは同じ。人参がそろって発芽した後、さらに細かな草、特にはきだめ菊が生えてきたのでQホーで一度除草。さらに表層に籾殻をまきまき草対策。しかし、除草しきれななかった株もとのはきだめ菊が人参と競合するように生えてきて、はきだめ菊を抜いてみてもがっちり根が張っていて抜けにくい模様。ほっておくとはきだめ菊が優先してしまうことは確実。そこで普段は、2回間引きのところを3回にして、一度目の間引き時に株もとの除草もしました。

A畑が人参がいとも簡単に優先しているのに、B畑は、手をかしてやるも人参が負けそうになる。もちろん、さらに手を貸し除草をして、今は、人参が完全に優先していますが。この違いは、おそらく、施肥。

石綿さんがきてれた時に、見てもらったのですが、はきだめ菊は、無機態の窒素があるところを好んではえてくるということ。また、表層より奥から生えてきている様子から、施肥した肥料に感応して生えているのであろうということ。

ちょっとした管理の違いでもその後の労力に違いがでる。来年はこれを受けて工夫をしていきたいと思います。

人参間引きをするファミリーのかずこちゃん。

場面は変わって、パプリカのハウスにて。誘引をしていたら、蟷螂がアマガエルを捕まえていた。僕は、蟷螂がアマガエルを食べるところを始めてみました。誘引をしながらちょくちょく見にいったのですが、内臓をしっかり食べた後、足や皮まできれいに食べてしまいました。どちらも害虫の天敵なので、どっちが欠けても惜しいのですが、これも自然の摂理。だまって観察しました。

内臓を食べ終えて皮を食べているところ

畑や田んぼでは、ダイナミックで面白い世界が展開されているなーと思った今日この頃。