みんなでつくる調和のこころ

ファミリーを訪れる方々の対応をしているようこちゃんは、時折、皆さんからこんな感想を伺うことがあるそうです。

「皆さんの精神性は、自分よりはるかに高くて、雲の上のような存在です」
「俗世間にいる私には、皆さんのような暮らしはとても真似できません」

そんな言葉を聞いたときにどう思う?とようこちゃんに聞いてみました。

「私がここに移住することに決めたのは、ここのみんなのような心で生きたい、と思ったから。だから、ただひたすらそれをやり続けて、みんなのいいところはどんどん取り入れて、真似したくないところはどんどんやめていったの。それで思うのは、私たちも、そんなふうに『真似できない』という人たちも、全然変わらないし、同じだな、っていうこと。たしかに、心の位置は違うこともあるかもしれない。だけど、それは上とか下とかいうことではなくて、ただ、みんなの幸せを願うもの同士、仲間だって思っているの。だから、あなたたちと私は違う、っていうふうに言われると、ちょっと寂しく思う」

そんなようこちゃんが最近気になっているのが、りょうちんの顔がちょっと晴れないことです。

「ファミリーの方々は、皆、笑顔が素敵ですね、ってお客様によく言われるけれど、一人一人の顔をじっくり見つめてみると、それぞれいろんなものがある。りょうちんには、物事をねじってみたり、疑ってかかったりする癖があるから、今はそれが出ているみたい」

りょうちんは、そんな自分のこころをミーティングでシェアして、みんなにいろいろなアドバイスをもらっています。

「ねじってみる癖も、個性として輝けば人と違うものの見方ができる、っていうことだよね。りょうちんがこころからの笑顔ができて、みんなのために個性を活かしていく日が来るのが楽しみ!」

「いろいろな個性があるけれど、お互いの違うところを見るんじゃなくて、いつも同じところを見ていればこそ、ともに手を取り合って進んでいけるんだと思うの」

私たちは、どんなときも自分たちを振り返って、まだまだ足りないな、未熟だな、と思いながら日々を歩んでいます。そして、その歩みは決してひとりではできません。調和の心はみんなでつくるものだからです。それが、すべてがつながって調和した自然をお手本とした、私たちのこころです。

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畑隊で活躍するりょうちん。来た時より格段にたくましくなりました


船井メディア「Just」に掲載されました

株式会社船井メディアが発行するCD・カセットマガジン「Just」の2009年7月号にファミリーのいさどんが紹介されました!

CDにはいさどんのインタビューが収録されていますが、そちらはぜひ買って聞いてみてくださいね。いさどんのインタビューを担当された編集長の人見ルミさんのご快諾で、誌面を紹介させていただきます(ダウンロードや印刷はできませんので、ご了承ください)。


有機農業ヘルパーさん募集!(期間延長)

現在、ファミリーでは農作業をお手伝いいただける方にお食事と宿泊を無償で提供させていただく「有機農作業ヘルパー」を募集させていただいております。おかげさまで、たくさんの方々にご応募いただきまして、畑でも田んぼでも大活躍していただいています。

あなたも、すでに富士山を望む気持ちのいい田畑で、充実した時間を過ごしてみませんか?

募集条件は、以下の通りとなります(期間を延長しました

  • 募集期間:2009/5/25(月)~7/31(金)
  • 作業時間:(午前)07:30~12:00、(午後)14:00~18:30
    ※ 午前または午後の最初からご参加いただきます。
  • 主な作業は田畑の除草などです。
    ※ 器具を使った手作業で、化学肥料、農薬等は一切使用しません。
  • 食事、宿泊費は無償です。傷害保険料も当方が負担します。
  • 半日以上作業できる方、1泊2日以上で作業できる方、歓迎です!
  • 農作業着はご持参ください。

ご希望の方は、下のフォームからお申し込みください!

なお、見学、ファミリーの生活体験などの機会を希望される方からもお問い合わせをいただくことがありますが、今回の趣旨はあくまで農作業のヘルパーさん募集ですので、そちらに専念いただける方にお願いできれば助かります。どうぞよろしくお願いいたします!

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田んぼの除草作業イメージ

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畑の除草作業イメージ。「キュウホー」という器具を使っています


愛と田んぼがあればいい

ファミリーで稲作を担当する「田んぼ隊」の隊長、じゅんじマン。じゅんじマンの一日は田んぼの見回りで始まります。「水回り」と呼ばれるこの作業は、田んぼの水位を監視する大切な作業。20箇所ほどに分散している田んぼを、隊の面々で手分けして見回ります。

ファミリーの自宅のすぐ前には、三反ほどの田んぼが広がっています。ちょうど田植えに来たじゅんじマンに、「じゅんじマンにとって、田んぼやお米とは?」と聞いてみました。

「実は特別な思い入れというのはなくて、任された役割を淡々と果たしているんだよね」とじゅんじマンは語ってくれました。「米づくりの条件は毎年毎年違うから、1年生の気持ちでやってるよ」「米づくりの作業には、自分の心の癖や性分が出てくるから、こころ磨きだと思っている。それに、同じ作業の繰り 返しはこころの鍛錬にな るね」

ファミリーの創立当時から田んぼ隊の主力メンバーとして稲作の土台を築き上げてきたじゅんじマン。「わからないことばかりだったが、ただただ大切だという思いでこの生き方を続けてきた」と語ります。ファミリーのモットーのひとつ、「愛とお米があればいい」が実践できているのも、日焼けで真っ黒になって働く田んぼ隊のみんなのおかげ。いつも本当にありがとう!

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京都出張の夜

いさおです。今日は「みろくビレッジ」プロジェクトに関連して、いさどんと一緒に2泊3日の出張ということで、2日目の夜を京都のホテルで過ごしています。

たくさんの方のご協力で2日間、盛りだくさんのスケジュールをこなしてきましたが、今回の出張でも多くの貴重な出会いをいただいています。「みろくビレッジ」プロジェクトにも、わくわくするような新たな展開が見えてきました。

明日は、同志社大学の大原農場を見学させていただいて、帰路につきます。今回の出張の成果は、追ってみなさまにご報告します。どうぞお楽しみに!

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今夜、いさどんの講演を企画してくださった同志社大学の今里滋先生(右)といさどん