大根の母本選抜

11月30日に宮重大根の母本選抜をしました。今年は350本のダイコンを調査し、うち100本を選んで次年度のタネとり用に移植しました。
自然農法センターの石綿さん(以下わたわた)が作り出した品種を自家採種して富士宮で取り続けて

今年で4年になります。見てもらえれば分かるけれど、とっても、母本のそろいが良くなりました。

栽培の仕方は、エンバクを栽培し、鋤きこんで、分解させてから大根を作付。母本を選抜して、その後にエンバクを撒き付けて

また大根につなげるというもの。前年まで出ていた白さび病も今年は発生しなくなりました。同じ畑で栽培と種取りを続けているので育てている土のほうにも病気を発生させず、健康に大根を育て上げる仕組みが整ったのだと思います。同じ圃場で同じ作物を栽培し続けて、種取りまでしていくとどうなっていくのかというひとつの見本になるような品種と圃場になってきたようです。

「いやーうれしい」

いつも技術的な指導とその背景にある世界観を懇切丁寧に教えてくれているわたわたとの共同作業でできた素敵な品種:仮称:富士宮重(ふじのみやしげ)再来年あたり、自農センターからの頒布品種になったらうれしいなーと思っています。

葉も対象性があり、病気もかかっていない

 

全部引き抜いて、長い順から並べていきます

平均的な大きさのものより少し大きめの母本を選んでいきます

こちらは、去年、根長の長い富士宮重と漬物大根(耐病干し理想)を掛け合わせたもの。FIになっていますここから、種取りを続けて、種の取れる美味しい漬物大根を選抜していく予定にしてます

隣にある採種圃場に株間60cm 条間30cmのちどりで深い穴をほっていきます

首の所までしっかり埋めて土をかけていきます。寒くなるので首まで埋めます

最後に葉をもって、首の周りを踏んでいきます

    

完成!!

花が咲く前にネットを欠けて、交配ははたきでパタパタして受粉させます

来年もたのしみだなー


「PlanB」に自然療法についての記事が掲載されました

NPO法人日本針路研究所から発行されている隔月刊誌「プランB」に、ファミリーの「自然療法プログラム」についての記事が掲載されました。編集部のご厚意で、全文を掲載させていただきます。こちらからダウンロードも可能です。ぜひ、お読みください!


お届けする農産物の放射能影響について

いつも木の花ファミリーの農産物をご利用いただきまして、ありがとうございます。

2011年3月11日に発生した福島第一原発事故による放射能影響について、お問い合わせをいただくことが多くなってきました。そこで、私どもの見解をまとめましたので、以下に掲示致します。PDFファイルはこちらからダウンロードできます。


2011年11月度の生活体験ツアーを報告します!

毎月恒例、1泊2日の「生活体験ツアー」。11月度のツアーには、定員ちょうどの10名の方々が参加されました。今回はご夫婦が3組参加され、他にも研究機関で働かれている方や、はるばる沖縄から参加された方など、多彩な顔ぶれのツアーとなりました。ツアーでは、2日目の午後に2日間の体験を全員でシェアしあう時間を持っています。参加者のみなさんやファミリーのいさどんの発言のうち、特に印象的な部分を皆様にご報告します。

なお、12月の体験ツアーは、12月17日開催です。まだ定員に空きがございますので、ぜひご参加ください!ご案内と申し込みはこちらです。

ゲスト:
ツアーに参加して、自分の内面がよくわかりました。他者ともっと対話して、いい関係をつくっていきたいです。家に帰っても、これから夫婦で「プチ木の花」をしようと思っています(笑)

いさどん:
自然界には多様な個性があって、それが全部集まって宇宙という全体をつくっています。私たち人間の個性もまさしくそうで、自分以外の誰かになるのではなく、自分そのままで輝いていくことが大事です。そのためには、自分をよく知ることが大事で、自分に与えられている個性とポジションを知れば、他者とつながって全体に貢献することができるものです。

ゲスト:
以前、宗教活動をしていたのですが、様々な疑問や葛藤があありました。ファミリーを訪問して、こちらの日常のほうがよっぽど魂磨きにつながると思い、宗教をちっぽけに感じました。自然の法則に従って生活することで、自然にこころが磨かれていくんですね。

いさどん:
私たちの肉体そのものが自然の法則の賜物であり、それがすべて連鎖して生命の全体性をつくっています。宗教はいつしか組織を維持することを目的にしてしまい、聖者たちが説いた本来の教えとは違うものになってしまうことが多いものです。しかし、一方でインスタントな利益を求める人間のエゴが、そうした宗教をつくっているとも言えます。

ゲスト:
3週間ほど前に「富士山に行け」という天の声を聞いて参加しました。ずっと平和運動をしてきましたが、平和を求めているのに平和を創れない現状がありました。

いさどん:
平和運動をしている人自身の中に「自分が正しい」という意識があると、自分と違う意見の人を否定して攻撃するようになり、そこに対立が生じます。意見の異なる人に愛を持って接することが大事です。

ゲスト:
大人会議が素晴らしいと思いました。感情がしこりをつくる前に、出しあって学び合うことにより、コミュニティが17年間維持されてきていることに驚きを感じました。

いさどん:
お風呂に入るように、毎日こころを磨いてきれいにしておくことが大事です。そうしないと、溜まった垢が自分の皮膚と同化してしまい、自分の癖に気づかなくなって、人間関係に不調和が生じます。自分から湧きでてくる思考や感情の傾向を知って、それを適切にコントロールしていけば、癖も個性として活かしていくことができます。

ゲスト:
これまで自然保護活動をしてきましたが、ファミリーの生活を見て、本当に自然に近い形でひとつの家族として暮らしている姿に感動し、羨ましく感じました。

いさどん:
地球はもっともエネルギー効率の良い形で運営されている、ゴミの出ないシステムです。しかし、人間だけが自然に処理できないゴミを出して、生態系を撹乱しています。自然のシステムにみんなが沿っていけば自然と持続可能な世界になります。みんなで助け合って生きることが、いちばんの環境保全になります。

ゲスト:
面接を受けて、コンサートを聴き、農作業をして、本当にこころが軽く、顔も明るくなりました。何が幸せなんだろう?とずっと考えてきましたが、ここに来て自然と心が満たされました。

いさどん:
人生は学習のためにあるものです。自分の生きている目的に一人ひとりが目覚め、宇宙の意識に沿った生き方をしていくことが大事です。エゴに基づく「個人主義」から、小さな自分を超えて地球全体、宇宙全体のために生きる「超個人主義」の時代がこれからやって来ます。宇宙全体を自分と捉え、それぞれが「個の花」を咲かせてつながっていくことによって、平和な世界がもたらされるのです。

2011年11月度生活体験ツアーにご参加くださった皆さん。ありがとうございました!

木の花ファミリー通信 Vol.51 2011年11月号

ファミリーの月刊ニューズレター、「木の花ファミリー通信」の11月号が発行されました。ニューズレターのPDFファイルはこちらからダウンロードできます。

今月の記事の中でも、「みんなの暮らし/充実した人生のために」は、ぜひ皆さんにお読みいただきたいと思っています。病という「問題事」を通じて人生の意味について深く考えるテーマです。なお、ニューズレターの記事は「いさどんブログ」に掲載された記事のダイジェスト版です。興味を持たれた方は、元記事の方もぜひお読みください。

<今月の記事>

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