ファミリーでは養蜂を行っていますが、この季節、巣箱の近くの空中に突如として蜜蜂の大集団が出現することがあります。これは蜜蜂の群れが分かれるときに特有の行動で、「分蜂」といいます。新たな群れをつくる蜂がいっせいに巣箱を飛び立ち、新たな巣を作る場所が見つかるまで手近な枝に集団で待機するのです(写真上)。養蜂の場合、この群れを網で捕獲して(写真中)新たな巣箱に入れ、そこに住み着くようにします。写真下は、新たな巣箱の前で列を作っている蜂たちです。
投稿者: konohana
世界平和と歌のひととき
富士山の麓に本拠地を構える宗教団体、白光真宏会の方々がファミリーを来訪されています。
毎年、この時期に行われる平和の祈りに参加するために世界各国から来日される方々で、ファミリーにもそのつど立ち寄られています。ファミリーではお食事とウェルカムコンサートでお迎えしています。
今年は、各国の若者が世界平和を祈って開催する会議のために来日された9人の方々が、今日から6日間にわたって「まことの家」に滞在されています。今夜は、その方々とファミリーの交流のひとときを過ごしました。米国やカナダ、スイス、ペルー、ガーナなどの国からがいらっしゃった方々と、いつものウェルカムコンサートのレパートリーに加えて、ゲストの方が得意な楽器や歌を披露してくださったり、みんなで輪になって歌ったりして、楽しいひとときを過ごしました。
白光真宏会は「世界人類が平和でありますように」 という「ピースポール」を各地に建立していることで知られています。ファミリーは特定の宗教や宗派に属さない小さな共同体ですが、「木の花家族は地球家族」と考えるその志は同じです。これからもたくさんの方がファミリーを訪れ、平和の輪が広がっていくことを願っています。
木の花ファミリーが本になりました
木の花ファミリーの生活を描いた本、「心を耕す家族の行く手~木の花ファミリーのゆたかな夢」が出版されます。今日、製本所からファミリーへ実物が届きました。書店での発売は、もう何日かあとになるようです。
この本は、ロゴス社の村岡到・環さんご夫妻が昨年12月にファミリーを来訪され、私たちの生活や思想に深く共感されて、後日出版のお話をくださったことから世に出ることとなりました。
序はいさどんのインタビューです。ファミリーの生活や考え方、創設した理由などについて語っています。第Ⅰ部では、四人のメンバーの半生記やインタ ビュー、子供たちの座談会を収録しています。第Ⅱ部はいさどんの半生の歩みやファミリーを創設するまでの経緯、そして私たちが何を目指して生活しているか を話しています。第Ⅲ部は創立当初から知人たちに向けて発信されてきたニューズレター「木の花のたより」の最近の号を収録しました。第Ⅳ部では、農園を訪問された識者やケア体験者、周辺住民の方にお話を伺っています。
「心を耕す家族の行く手~木の花ファミリーのゆたかな夢」
編・木の花ファミリー
ロゴス社(発売元 本の泉社)
並製182ページ 定価1,800円
目次
序 小さな木の花農園のゆたかな夢
I 木の花農園の家族たち
ちなっぴーの夢
ネイティブ・アメリカンとの出会いを経て
心を耕すミーティング
よしどんの新構想
子供たちの声
Ⅱ なぜ木の花農園を創ったか
Ⅲ 木の花のたより
Ⅳ ひろがる活動と共感
土を耕す人への信頼
百聞は一見にしかず
木の花農園見聞録
木の花ファミリーの宇宙
木の花農園の特徴とよいところ
木の花ファミリーの新たな出発
木の花のお弁当
ひっそり、というわけでもないのですが、木の花ファミリーではお弁当もつくっています。直接お届けできる近郊の方、予約のみの受付で、お値段に応じて色鮮やかな菜食弁当をお届けしています。
写真は、昨日ご注文いただいたお弁当です。もちろん、ほとんどの食材はファミリーで自給した安全で生命力豊かな旬のもの。ご注文をいただくたびに、ファミリーの「お弁当デザイナー」愛ちゃんが色鉛筆でスケッチを起こしてからつくるのです。このお弁当、おいくらだと思いますか?答えは、1,000円ちょうどです。地域にもよると思いますが、オーガニックのお弁当としてはかなりのお買い得ではないかと思います。
お弁当にかぎらず、私たちがつくる食べ物は食材のほとんどを自給しており、すべてファミリーの手づくりですので、 仕入れや人件費の計算が一般的な感覚とは異なります。このため、このお値段でお届けすることができるのです。ファミリーのライフスタイルならではの質、そしてお値段で提供できるお弁当は、私たちの自慢です。
新たな旅立ちへのエール
今日は愛知県岡崎市の金本さんご一家がファミリーを来訪されました。金本さんは中米での大使館勤務から東京でのビジネスマン生活を経て、昨年から無農薬・無化学肥料農業を営む「石川ファーム」でお百姓さんの道へ入られました。
ファミリーの昼食とウェルカムコンサートを体験されたあと、田畑や鶏舎などを見学された金本さんは、近日中にご実家の鳥取県で新たな生活に入られるそうです。新たな絆に感謝しながら、金本さんご一家の新たなスタートに、ファミリーから大いなるエールを送ります。みんな、ひとつの家族です。次は、お帰りなさい、ですね!
(左から)ファミリーのいさどん、金本匡生さん、菜穂香ちゃん、由香さん