昨日はサツマイモの一斉収穫!毎年恒例の一大イベントです。
無事に収穫を終えたその日の夜、大人ミーティングでようこちゃんは以下のシェアをしました。
昨日の夜、木の花ファミリーのラインに「明日は終日、サツマイモ収穫をやります。雨が降る前に、気温が下がる前に、一気に掘り上げていきたいと思います。全員参加でお願いします」という連絡が畑隊から流れた。それを知ったいさどんは、「よし!トラクターに乗るぞ!」と養蜂作業予定を急遽サツマイモ収穫に変更。いさどんに「トラクターに乗るのは何年ぶり?」と聞くと、「覚えがないな・・・5~6年ぶりかなあ?」と言っていた。そんないさどんに触発されて、5~6年ぶりに畑に出るわたしも一緒にサツマイモ収穫へ行くことにした。
そして今朝8時頃、いさどんとわたしがサツマイモ畑に到着したときには、すでに収穫作業が始まっていた。早速いさどんはトラクターに乗りこみ、なんだか楽しそう。そんないさどんを見て、皆の士気も上がる。わたしはサツマイモをどんどんコンテナに入れていく作業を担当したのだが、まず、「サツマイモさんの気持ちになろう」と思い、サツマイモさんがご機嫌な状態で扱えるよう心がけていた。サツマイモさんがご機嫌でいてくれると、こちらも嬉しくなってくる。
そうしてサツマイモと自分の気が合ってくると、今度は土と自分、土の中にある水分と自分、それから空気と自分、風と自分と、まわりのものと自分がどんどん一体化していったのが面白かった。今日は曇り空で太陽は見えなかったけれど、いつものように太陽が見てくれているのを感じた。富士山も雲の向こうに隠れてしまっていたけれど、いつものように見守ってくれているのを感じた。そして、太陽と富士山とも自分が一体化していき、すべてがただ存在するだけになった。
サツマイモも、土も、水も、空気も、風も、太陽も、富士山も、わたしたち人間もすべて「カ」という宇宙最極小微粒子でできている。同じ材料でできているのだから、すぐに一体になれる。
5メートルぐらい離れたところでいさどんがトラクターを動かしている。そのトラクターの音が何とも言えず心地良い。そこへ、元気いっぱいの保育園児たちがサツマイモ収穫にやってきた♪子どもたちの高い波動が畑へ広がり、思わず顔がにっこりする。
いさどんや子どもたち、そして自然から発せられている響きを感じたときに、3年前いさどんが愛についてこう話してくれたことを思い出した。「愛とは、相手にとって思いがけないことをすることなんだよ。」そのときにわたしは「その通りだ。だから、本当の愛とは高度なことなのだ」と思ったのを覚えている。
カタカムナで「愛」の意味を紐解くと、「高次の意識(ア)」の「位置(イ)」ということで、高次の意識レベルを有した者が提供するものが愛だ。だから、天と通じる心がないと、愛は与えられない。その人の自我を満たすことではなく、その人の魂が求めるもの、つまりその人が思う以上のものを与えることが愛なのだ。
植物も動物も人間も五大要素もすべて、「カ」という同じ材料でできているけれど、その中でわたしたち人間だけがこの世界の始まり(ヒ)から終わり(ト)までを悟り、統合した存在(ヒト)になれる。高次の意識にまで自らを高め、愛を与えるヒトになれる。面白いことに、カタカムナ文字を観ると、「ア」は「ヒ」と「ト」の合字になっている。
つまり、現象界に人間として現れ出た「カ」が「ヒト」となると、「ア」という高次元の存在となり、「アイ」を表現する者となる。
そして、本当の愛(ア)を表現する者たちが集って、そのエネルギーが渦(ウ)となると、阿吽(アウン)の世界が展開されるのだろう。そこはもう言葉のいらない世界。ただ相手を想い合い、すべてが一体となっている世界。
サツマイモ畑で阿吽の世界が展開されたからなのか、午前10時前にはサツマイモ掘りが終了♪午前中に回収作業まですべてを終えることができた。0歳の赤ちゃんから77歳のえいこばあまで総勢50名が結集した今日のサツマイモ収穫。さすが、木の花人海作戦♪
今、世の中を観ると人間の欲望は際限なく膨らみ、わたしたち人類はまさに混乱の極みを迎えている。しかしそれも、わたしたちが「ヒト」へと目覚めるための追い風であり、気付けば混沌とした今の世界のどこにでも愛はあふれている。そして、わたしたちが「ヒト」として目覚めれば、人が集えば集うほど豊かな世界ができる。わたしは73億人皆と共に真の豊かさと喜びを分かち合いたい、といつも想っている。
このサツマイモ畑のある富士山麓から「愛」の響きが広がって、地球上に互いが互いを思いやる「阿吽」の世界が表現されますように。
久しぶりに畑へ行って、想像以上の心の収穫をいただきました。ありがとうございます。