残された人生を、あなたはどんな風に生きますか

昔からお年寄りが大好きで、現在は介護ヘルパーとして介護老人保健施設で働いているみっちゃん
きょうこちゃんがガンになったことをきっかけに、改めて死について語り合われる中、今の想いを綴りました。

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定年後の人生、60代から、この先、死を迎えるまでどれだけの時間があるだろう。

私は、老人ホームで働いている。老人ホームで1日を過ごしているけれど、ここに暮らすお年寄りは、何もすることがない。早く、死にたい。そんなことをつぶやく毎日。
そんな日々の繰り返しをあと何回することになるのだろう。本来、年齢的にも人生の最終段階。人生をしめくくる大事な時を生きている人たちだ。中には、ここで最後を迎えると決めている人も少なくない。
今の一時の期間をみて、生かされないことがもったいないということではなく、人の一生として見たときに、今の日常の延長で終わっていっていいのかと思う。いきいきと生きることが、最後をしめくくるのに、悔いなくいけることにつながる。
最後の最後まで、自分は何ができるのか。

病気でも、何でも、自分に与えられた出来事は、学びの材料でしかない。
「なんで自分ばっかり、こんな目にあうのだろう。」そうではない。
自分の心の姿勢にふさわしくその結果をもらっただけのこと。それが自分の中で分かっていたら、暗くなることなんてない。全ては、善きことのためだから。
病気(疫病神)が住みつきたくなくなるような自分に変わればいい。それには、自分の心のメカニズムを知ること。病気になるにふさわしい自分を解き明かすこと。そうやって、自分を知って心を変えていけばいい。今まで病気をつくってきた自分の、その逆をやればいい。
病気の当事者、本人が解決できる。カギは、自分にある。(きょうこちゃんのブログがとっても分かりやすいです。)

木の花に来る前の私にとって、死とは、恐怖、苦痛、避けたい気持ち。
でも、生を受けた以上、当たり前に、誰にでも平等に、必ずやってくるもの。
死は、私たちが今生きてる3次元世界からの卒業。肉体を返すだけ。次のステージが待っている。
日々、人が生きることの目的は、学ぶことにある。心をきれいにして、後悔なく、死を迎えたい。
死は、今まで生きてきた生の結果だから。

これからの老人ホームも、そこに暮らすお年寄りたちが「死」の意味が理解できて、日々希望をもって生きられる場所であったらいいと思う。生きる意味が本当に分かったら、死の意味が分かって、やみくもに怖がることはなくなるはず。

自分の健康、自分の楽しみ、自分にとらわれるのではなく、人のため、世の中のために、自分を生かしてみませんか。そんな毎日の中では、喜びは、1人で喜ぶのではなく、みんなと分かち合えるものなのです。
「他者の喜びを自らの喜びとするくらし」
木の花では、そんな価値観で、毎日を生きています。

木の花のキッチンさんは、いつでも大忙しです。日々の100名近いファミリーの昼、夜のごはんづくりはもちろん、お弁当の注文も多く、お弁当屋さんでもあります。ごはんを食べて感動され、涙される方もいるくらいです。
美味しさだけでなく、そこに込められた心を感じられるのだと思います。

心をこめて作るお弁当
心をこめて作るお弁当

木の花の畑隊のつくるお野菜は、太陽の光はもちろん、生命の循環の中で育てられる、エネルギーあふれるものです。病気のお客様からも、木の花さんのお野菜なら食べれると言われるくらい求められています。地域の直売所に出荷しているだけでなく、全国発送もしています。これからは、苗の定植や草取りが続き、とっても忙しくなってきます。

宝石のようなとれたてのグリーンピース
宝石のようなとれたてのグリーンピース

お年寄りには、お年寄りにしかできない、知識や経験を生かした役割があると思います。
木の花のばぁすたちも、毎日、生き生きと、お掃除に、洗濯、お料理に子育て、畑などなどいろんなところで、その個性を生かしています。(ブログ を参考にしてね。)

いつも陽気なばぁずたち
いつも陽気なばぁずたち

年配の方も、体の不自由な方も、お元気な方も、一緒にこれから先の残された時間を、充実した価値ある人生にしていきませんか。
分りやすい特技がある方は、それはそれで生かされるけれど、何ができるか自分には全く思いつかないという方でも“人の役にたちたい” “みんなで仲良く働きたい”そんな気持ちがあれば大丈夫。
喜びや楽しみを、みんなで共有することが体験できますよ。

いさどんブログ、「いつか死を迎えるときに」を、ぜひ、ご覧になってみてくださいね。
 

みんながそれぞれの役割を果たす「恵みいただきます」
みんながそれぞれの役割を果たす「恵みいただきます」より

 

 


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