「週刊文春掲載を経て、今思うこと」第2弾!
いつもわいわい賑やかでみんなを温かく迎える木の花の心臓、キッチンスタッフよりお届けします。
のりちゃん(創立メンバー)
木の花では今年を「うねりの年」と呼んでるけど、まさにうねってるな、と思う。もともと、昔からいろいろ言われてきたんだよ。オウムだとか怪しいとかずっと言われてきたから、今さら特別珍しいことじゃない。
だけど、Xさん(長年お付き合いしてきた地元議員の奥さん)から電話があった時は泣けたよ。(周りにいたメンバーたちからも「私も泣いたよー」と声が上がる。)滅多にここに来ることのない旦那さんが、雑誌を読んで「こんな時だからこそ応援に行かなきゃいかん」と言って、来月の「恵みいただきます(月に1度の自然食レストラン)」に来てくれることになって、奥さんも「私は美味しいものを食べさせてくれりゃあいいのよ!」って。いろいろと立場もあるだろうにね。自分たちでやって来たつもりが、実はこういう人たちに支えられて来たんだなと思って、嬉しくて泣けた。昔から、土地を借りようとしても貸してもらえないなんてことがあった時に、地元では評判の悪い人がすっと貸してくれたりして、いろんな人に支えられてきた。自分たちの力でやって来れたわけじゃない。ありがたいねえ。周りにそういう人たちがいてくれて。
だから、ただ信じて進んでいけばいいんだよ。
はるちゃん(創立メンバー)
最初は「えーっ」と思ったけど、今はいいことだと思う。みんながいることによって、何も怖くない。人それぞれの本音も出てきて、それによってつながりが強くなったし、自分たちも強くなれる。自分たちで発信しようと思ってもできなかったことが、周りが出してくれたことによってどんどん透明に近付いて、きれいになっていく。
どんなことがあっても私はこの道を信じてるから、何も怖くないです。
えいこばあちゃん(創立メンバー)
よかったな、と思うよ。これで全部さらけ出せるし、興味がある人はここへ来るでしょ。ここに来てくれたら直接話もできるし、いざ私が質問されたら何て答えるかわからないけど、どんなふうに答えるかで自分のこともわかるからね。
私もずっと、男はこうあるべき、女はこうあるべきって思い込みの中で生きてきたから、初めてここの性のあり方を知った時には、もうガタガタになりそうなくらいショックだったよ。でも、何でかわからないけど、一晩泣いて、寝て、目が覚めたら、どうでもいいや、というか、最初に思った「許せん」って気持ちがすーっと抜けてた。何か、これは大事だ、というんかね。何かがあるんだと思ったんだよね。それからは、何も抵抗がなくなっちゃった。私がそれをわかったのは、やっぱりここにいるからだよ。何て言うんかなあ・・・ここの空気っていうのがあるからね。
何かできごとがあるとみんなそこのところだけ切り取って見ようとするけど、本当は何でも流れがあって、一人ひとりに物語があるでしょ。子どもを生むのも役割だし、生まれてきた子どもたちも、みんな役割してるなと思うよ。
やじー
記者が取材に来た時に、タレ込みがあったんだろうな、と思った。批判をしたい人が自分では手におえないので、援軍を頼んだのかな、と(笑)。
こんな見出しがつくことも想像できた。性だとか暴力だとか、世間の関心はそういうところにあって、オウムの事件の時もマスコミはセンセーショナルに取り上げてた。当時自分も「えー」と思ってたけど、今は違う。だけど、世間はそこから変わってないんだよね。
自分の立ち位置が変われば、見えるものは変わってくる。みんなが理解するのはまだまだ先だろうね。全部理解してもらえなくても、信じて、日々粛々と実践していく姿を見てもらうことでしか伝わらないと思う。
のんちゃん
記事については「へぇー」って感じ。意味するところがよくわからなくて。
もしも自分が世間の中にいてこの記事を読んでいたら、色めがね的に「危ないところだなあ」と思っていたかもね。でもそれを今、ここの中で暮らしていて、その大切さをわかりながら、一般的に見たら奇妙な生活をやれていることが・・・・・ヤッターーーーーー!!!!という感じ(笑)。
もちろんそれは、一人じゃないからだよね。
ゆみちゃん
最初にこのバッシングが始まった時は、エコビレッジ業界の限られた人たちの間でだった。今は一般の人の目にもさらされるようになって、段階を踏んでるなと思います。神業的だよね。
今、いろんなところから感想が届いていて、ここのメンバー一人ひとりが、自分の言葉でそれに答えていく段階なんだと思います。そして、この生活が世の中に知られる必要があるんだなと思っています。
なおちゃん(心の学びのために木の花に長期滞在中)
ばからしいと思う。出てくるのは、その一言。
人の興味をヘンに引くような、いやらしい感じで書いてあって、記事を書くならもっと素直に書けばいいのに、何かひねくれて書いてある。それが人を引きつける秘訣なのかもしれないけど、ややこしくてめんどくさい!