週刊文春掲載を経て、今思うこと〈オフィス/デザインチーム編〉

先週発売の「週刊文春」に、木の花ファミリーに関する記事が掲載されました。
木の花ファミリーでは週刊文春からの取材にも応じ、掲載された記事はゲストも参加自由の大人ミーティングの場でシェアをして、昨秋からのバッシングの延長にある今回の出来事について語り合い、学びを深めてきました。
このたび、記事を読んだファミリーの友人より「木の花のみんなは今、どういう思いでいるのか」という質問をいただきましたので、メンバー一人ひとりがそれぞれの想いを語りました。まずはオフィス&デザインチームよりどうぞ!
   
みちよちゃん(国際交流/教育活動担当)
130606-101036今回のことで特に何かを思うということはないです。昨秋からいろいろなことを乗り越えてきたので、こういうこともあるだろうなと思っていました。この出来事を通して私たちが学ぶ必要があるから起こっているのだと思うし、同時に、記事に登場する元メンバーたちが学ぶ場も提供されているのだと思います。
彼らは今、何を思っているのかな、と考えることはあります。自分を正当化するために、本当の気持ちにフタをして、不自然な生き方をしているんじゃないかな。いずれにしても、それぞれに学びの役割分担があるのだから、それでいいのだと思います。
私は立場上海外とのやりとりが多いのですが、海外の人でもこの生き方の大切さがわかる人はわかるのです。人はみんな自分のものさしを正しいとして物事を見ており、私もその傾向の強い一人ですが、こういった出来事を通してそういう自分の視点を変化させていく練習だと思っています。

まり姉(販促/家庭教師担当)
140317-100348子供たちの通う保育園に送りに行った時に、園長先生に呼ばれて、雑誌のことについて聞かれました。
私達は性の交わりをいやらしいことではなく、星産みに当たる神聖なものとして捉えていることや、子供達にも、思春期になって興味が出てきたころに、どのようにして生まれてきたのかをありのままに伝えていること、今回の雑誌に関しての事実も中高生たちに伝えたこと、むしろ一般の家庭の方が安易に夫婦の接触を子どもの前で見せているのではないかと思うこと、雑誌で書かれているような性の乱れはここにはないということ等を正直にお答えすると、「直接聞けて安心した」と言ってくださいました。他にも地域の方々がいろいろ心配して来てくださり、メンバーがそれぞれ対応しており、みなさん理解を深めて笑顔でお帰りになっています。
この状況を「つらい」かと言われると、全くつらくはありません。言葉では語りつくせない微妙な内容なので、説明するのが正直「面倒だな」と思うことはあっても、このことをきっかけにして、よりありのままの木の花を知ってもらえるし、わざわざ足を運んでまで聞きに来てくださる方がいることは、ありがたい以外の何ものでもありません。隠すことがなにもないというのは、本当に楽で安心して暮らせることだということを実感しています。
私は、コミュニティでしかできないことをするためにコミュニティの形で生活をしています。それは、人と人が密に接することで互いを磨き合う場であり、それなくしては人のためにはなれないと感じているからです。そして、これからはいさどんを目立たなくできるように(ま、あれだけ個性的な人ですから、そういう意味では難しいですが・・・)一人一人が実力をつけていこうとみんなで心を合わせています。
正しいか正しくないかは時代が決めていくことですが、人は、その人の目線でその時の真実を決めてしまいます。例え他の誰もが理解できなくても、私は自分の信じた生き方を自分の責任で生きていきます。

なかのん(経理/総務担当)
110803-075715雑誌に掲載されて、どんな反応が来るだろうかとドキドキする気持ちはありました。だけどこの一連の出来事を通して、物事は全体の一部分だけを切り取って見るものではないということを学びました。何かが起きても、次の瞬間にはどのように展開するかわからないから。
記事には、元メンバーが未だに精神的な呪縛を脱することができず口をつぐんでいると書いてあったけど、僕はむしろ、ここまで事態が大きくなってしまったことに戸惑いを感じてるんじゃないかと思います。批判している人たちからは、何としても木の花をやっつけたいというような執念も感じるけど、それに対して何かを思うということはないです。そうなんだな、という感じで。マザーテレサは「愛の反対は無関心」といったけど、それだけ木の花に執着があるってことなのかな。

まっちゃん(総務/便利屋担当)
140118-113453近所や家族がどう思うかなとドキドキして、自分を守ろうとする心が出たんだけど、このことを通して心を鍛えてもらってるなと思ってます。こんなことを経験できるのはここしかない。
ここは僕にとって、魂が喜んで生きられる場所です。真実はひとつだし、わかる人にはわかるもの。
この先がどうなっていくのかを見てみようと思っています。

ともちゃん(広報/撮影担当)
140528-235051木の花ファミリーの記事以外も含めて週刊文春を読んでみて、「これが日本の売上げNo.1週刊誌か〜」と残念な気持ちになったというのが率直な感想です。世の中にはもっと大事な話がたくさんあるでしょうに。批判をする人の心の奥には嫉妬心や自分自身の現状への不満を感じるし、長い人類史の中でごく最近作り上げられた価値観を絶対のものであるかのように思い込んで縛られて、そこから生まれる不満のエネルギーを自分でも気付かないまま、正義の皮をかぶせて他者への攻撃に向けている。木の花に暴力があるというけど、子どもやケア滞在などデリケートな人たちもいる場を、事実をねじ曲げた言葉で攻撃してその人たちの心を傷つけるのは、暴力じゃないのかな。そのエネルギー、もっと有効な使い方がいくらでもできるのにもったいない!だけど私も、昔はそのエネルギーの使い方がわからなかったなあ。
だから今、人のためにそのエネルギーを使うことを学び、堂々と胸を張って生きられることを心から幸せに思っています。週刊誌よりもきっと人を幸せにする、一見アヤシイ、だけどその奥を感じようとする人にとっては間違いなく価値のある情報をこれからも発信していきますので、ご興味のある方はどうぞご覧ください。
ちなみに、記事に出てくる元メンバーのA氏は、今も木の花のお野菜などを買い続けております。

あやちゃん(販促/イラスト担当)
140318-132515最初に記事になると聞いた時はイヤな感じがしたけど、今は「ありがとうございます」という心境です。
自分の心の中にある本当の心と対話するきっかけになったし、自分は思っていたよりも覚悟があるんだということに気付いて、自信にもなった。そして何より、外の人たちがこんなにも木の花のことを信用してくれてたんだ、ということを知るきっかけになりました。「こんな時だからこそ応援しなきゃ」と電話をかけてきてくれるお客さんや、「世間が何を言ったって僕は実際の木の花さんを知ってるから関係ないよ」と言ってくれる卸先の店主さんなど、いろんな人との絆が深まったのは本当に大きな収穫。動揺する人もいたけど、こちらの姿勢次第で真剣さが伝わった。いろんな学びがあって、もう「ありがとう」しかない。
もともと人目を気にする自分が、今こんなに堂々としていられるのが、清々しくて気持ちいいよ。何も悪いことしていないもの。みなさん、ぜひ一度来てみてください。言葉で伝えられることなんて少ないから。信じてくれる人は、やっぱり自分の目で見て確かめてくれる人です。

みきちゃん(デザイン/子育て担当)
130503-120520不安は全然ないです。記事の内容を見て、そういう側面から見ればそう見えるのだろうし、性についても一般的なイメージしかなかったらああいう捉え方になるのも無理ないと思います。それをどうこうしようとは思わないです。
それよりも、ここを訪れる人がその空気を感じられるように、地に足をつけて場を創っていくことの大切さを改めて感じ、日々やるべきことをやっていくだけですね!

ひとみちゃん(デザイン/ゲスト対応担当)
140503-135617最初にこのバッシングが始まった時には、どうしたらいいだろうと心が揺れました。私はバッシングの原因の当事者でもあったので、自分の未熟さが招いたことで木の花が誤解されてしまうことへの恐れがありました。でも、当事者だからこそ真実を伝えていこう、と意識し始めた時に、自分でも驚くほど、それまで学んできたことが自分の中からあふれ出てきて、それを人に伝えることで、より明快になっていきました。
雑誌の取材が来ると聞いた時には心がざわついたけど、記者が帰った後には武者震いがして、「来るなら来い!」と(笑)。できあがった記事を読んでみたら、思いのほかいさどんのコメントに誌面が割かれていて、これは世の中に対して良い働きかけになるな、と思いました。木の花を自分なりのイメージで所有している人や、自分の立場を守ろうとする人は、ショックを受けたり離れていったりする。だけど全員が否定的に見ているわけではなく、思ったより世の中は変わってきている。
この生き方をもっと表現していきたいと思うし、他のメンバーたちも、今回の件を通して今までわからなかったものが明快になって、どんどん爽やかになってきています。この道を歩むものとして、背中を押してもらっているような感じです。

ようこちゃん(巫女/ケアサポート担当)
140503-132853今回の件の発端である元メンバーの心を動かしているのは天である、というメッセージが、今回の件が始まったばかりの頃に天より降りてきていたので、「一見、困難のように見える出来事であっても、すべては善きことの為にある」という想いは私の中に揺るぎなく存在していました。
今回の件を通して、木の花ファミリーメンバーの一人ひとりが「私たちの歩んできた道のりは一体何であったのか」「当事者である私たちにとって真実は何であるのか」をしっかりと振り返り、外に発信していくことによって、私たちの生き方に共鳴する人たちとの出会いに恵まれました。これまで私たちが外には大々的に伝えてこなかった木の花における大切な性の在り方についても伝える貴重な機会を得ることができ、それこそ天の計らいだとメンバー全員で確認することができたのです。
私はこれまでの人生で、ここまで心を大切にし、自らと向き合う真剣な人たちを観たことがありません。苦しみも喜びも、心の内を全て共有できる信頼関係に基づいて木の花ファミリーが成っているからこそ、血縁を超えたもの同士がここまでの絆を築けること、そして、この世界にそのような豊かな心の絆とともに真剣に生きている人たちがいることは真実なのです。私は、この心の絆は何ものにも代えられない一生の財産だと思っています。
私たちの心の絆から表現される世界は、直接出会ってこそ感じられるものだと思っています。そして、この心の絆が木の花ファミリーの枠にとどまることなく、国境をも超えて、地球上、宇宙にまで広がっていくことができれば、すべての生きとし生けるものを自らの体の一部として大切に想うことができるのでしょう。
時代は21世紀に入り、これからますます人々にとって生きづらい環境の時代に入っていきます。そのような中で、時代は私たちにもう一度心のつながりの大切さを思い出させ、過去の良き時代にあった共同(協働)する心を与えてくれることでしょう。その心が伝わることを心より願っています。これからも天と共に、皆と共に歩み続けていきます。
   
  


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