上映会での質問にお答えしますコーナー・続編です。
『確固たる居場所』上映イベントでの会場の方からの下記の質問に、田んぼ隊のじゅんじいと、キッチンスタッフのちいちゃんが答えました!
Q:どのような信仰をお持ちですか?
じゅんじい編
富士のふもとでゼロから始まった暮らしを、影に日向に支え続けてきた叩き上げの木の花ファミリー創立メンバー。理屈はわからないけれどこの生き方が大切だと信じ、多くを乗り越えて歩んできたじゅんじいに、信仰について聞いてみました。
ー どのような信仰をお持ちですか?
えーとね、やっぱり大根とね・・・
ー それは新香!
もうほやほやじゃないからねえ〜。
ー それは新婚!
そうそう、私の場合、新婚じゃなくて古婚ですな(笑)。
ええと、どのような信仰、といったら、やっぱり自然の仕組みに沿ったもの、ということだよね。要は「もともとあるもの」かな。神さま。それしかないな。宇宙のシステムだよ。
ー じゅんじいは、信仰心はある?
あるよなあ。なかったら、ここにいないよなあ。ただそれだけだよ。
信仰心はね、それがあるおかげで、自分というものが観えてくるんだよ。それがないと自分本位ばっかりでぶつかるようになる。もしも地球の人間がみんな自分本位になったら地球が70億個いるよ。そんなの大変じゃん。大切なのはこの宇宙のシステムを知ること。善、愛、調和の中で生かされていることを知ったら、自分の主張はいらなくなるよ。ただ、より良くなっていくにはどうしたらいいかってことだけだよ。
ー じゅんじいには主張はない?
する必要ないじゃん。何を主張するのよ。いい車乗りたい?そんなのどうでもいいじゃん。おいしいもの食べたい?毎日食べてるじゃん。まあ向上しようという欲は必要だけど、それだって空気みたいなものだよ。
信仰とは、いかに善、愛、調和から成るこの世界の仕組みを知っていくかってこと。知っていけば知っていくほど、幸せだねえ。
ちいちゃん編
もともとメンバーになるつもりはなかったけれど、メンバーの一人であるよしどんと恋に落ち、結婚して4年前にメンバーになったちいちゃん。今はみんなの美容師とおやつ作りを担当しながら、日々心磨きに奮闘しているちいちゃんにも、信仰について聞いてみました。
ー どのような信仰をお持ちですか?
えっ。すぐには出てこないなあ。
ー ちいちゃんは信仰心はある?
うーん・・・ないと思われます。
ー じゃあ、この生き方をしている理由は何ですか?
自分の意志とは別に、何かの力が働いてここにいさせられてるなって思う。やっぱりここしかないなって。
ー ちいちゃんはつい最近、自分のやりたいようにお菓子作りができなくてストレスを感じてたことがあったよね。普通に世間で暮らしてたら自分の好きなようにやりたいことができて楽だと思うんだけど。
そんなことないよ!もしも私が世間で旦那と子どもと3人だけで暮らしてたら、もっと大変だったと思う。だってさ、ここにいると行き詰まってもいろんな人の視点が入るけど、もしも3人で暮らしてたら狭い世界で全部自分でやりくりしなきゃいけなくて、行き詰まってもその根本の原因がわからないままになっちゃうよ。
私、特に人のために生きたいって気持ちはなかったんだけど、自分のことばっかり大事にする気持ちを手放したら、こんな風にストレス感じたりしないでもっと楽に生きられるんだろうなあって思ってて。だから、信じて進んでいけばきっと乗り越えられると思ってる。
ー それって、信仰心があるってこととは違うの?
私は自分の思い通りにやりたいっていう気持ちが強いから、そういう意味では信仰心はないよね。だけど、今はまだバランスがわからないんだけど、心を磨いてもっと自分のことを客観的に見れるようになったら、そのやりたいって気持ちも押さえつけるんじゃなくて、上手に生かせるようになっていくんだろうなって思ってる。
よく、心磨きは楽しいことだって言うでしょ。だから、その楽しいって方に向かえばいいんだよね。昔スノボやってた時に、すごくヘタで何回やってもできなくて、私ってほんとにダメだなって思ってたの。でもある時ふっと滑れるようになって、あれ!できるじゃん!て思った。そんなふうに、心磨きも、あれ!できるじゃん!てものなのかも。今は自分ごとにはまってても、先々きっとできるようになる、って。
ー 信仰心を持ちたいと思う?
持ちたい・・・というか、「ゆだねる」とか「いただく」とはこういうことなんだ、ということを、肌で感じていくことなのかな。それは一人ではなくて、みんなに助けてもらいながら、ね。