毎月恒例、1泊2日の「生活体験ツアー」。11月度のツアーには、定員ちょうどの10名の方々が参加されました。今回はご夫婦が3組参加され、他にも研究機関で働かれている方や、はるばる沖縄から参加された方など、多彩な顔ぶれのツアーとなりました。ツアーでは、2日目の午後に2日間の体験を全員でシェアしあう時間を持っています。参加者のみなさんやファミリーのいさどんの発言のうち、特に印象的な部分を皆様にご報告します。
なお、12月の体験ツアーは、12月17日開催です。まだ定員に空きがございますので、ぜひご参加ください!ご案内と申し込みはこちらです。
ゲスト:
ツアーに参加して、自分の内面がよくわかりました。他者ともっと対話して、いい関係をつくっていきたいです。家に帰っても、これから夫婦で「プチ木の花」をしようと思っています(笑)
いさどん:
自然界には多様な個性があって、それが全部集まって宇宙という全体をつくっています。私たち人間の個性もまさしくそうで、自分以外の誰かになるのではなく、自分そのままで輝いていくことが大事です。そのためには、自分をよく知ることが大事で、自分に与えられている個性とポジションを知れば、他者とつながって全体に貢献することができるものです。
ゲスト:
以前、宗教活動をしていたのですが、様々な疑問や葛藤があありました。ファミリーを訪問して、こちらの日常のほうがよっぽど魂磨きにつながると思い、宗教をちっぽけに感じました。自然の法則に従って生活することで、自然にこころが磨かれていくんですね。
いさどん:
私たちの肉体そのものが自然の法則の賜物であり、それがすべて連鎖して生命の全体性をつくっています。宗教はいつしか組織を維持することを目的にしてしまい、聖者たちが説いた本来の教えとは違うものになってしまうことが多いものです。しかし、一方でインスタントな利益を求める人間のエゴが、そうした宗教をつくっているとも言えます。
ゲスト:
3週間ほど前に「富士山に行け」という天の声を聞いて参加しました。ずっと平和運動をしてきましたが、平和を求めているのに平和を創れない現状がありました。
いさどん:
平和運動をしている人自身の中に「自分が正しい」という意識があると、自分と違う意見の人を否定して攻撃するようになり、そこに対立が生じます。意見の異なる人に愛を持って接することが大事です。
ゲスト:
大人会議が素晴らしいと思いました。感情がしこりをつくる前に、出しあって学び合うことにより、コミュニティが17年間維持されてきていることに驚きを感じました。
いさどん:
お風呂に入るように、毎日こころを磨いてきれいにしておくことが大事です。そうしないと、溜まった垢が自分の皮膚と同化してしまい、自分の癖に気づかなくなって、人間関係に不調和が生じます。自分から湧きでてくる思考や感情の傾向を知って、それを適切にコントロールしていけば、癖も個性として活かしていくことができます。
ゲスト:
これまで自然保護活動をしてきましたが、ファミリーの生活を見て、本当に自然に近い形でひとつの家族として暮らしている姿に感動し、羨ましく感じました。
いさどん:
地球はもっともエネルギー効率の良い形で運営されている、ゴミの出ないシステムです。しかし、人間だけが自然に処理できないゴミを出して、生態系を撹乱しています。自然のシステムにみんなが沿っていけば自然と持続可能な世界になります。みんなで助け合って生きることが、いちばんの環境保全になります。
ゲスト:
面接を受けて、コンサートを聴き、農作業をして、本当にこころが軽く、顔も明るくなりました。何が幸せなんだろう?とずっと考えてきましたが、ここに来て自然と心が満たされました。
いさどん:
人生は学習のためにあるものです。自分の生きている目的に一人ひとりが目覚め、宇宙の意識に沿った生き方をしていくことが大事です。エゴに基づく「個人主義」から、小さな自分を超えて地球全体、宇宙全体のために生きる「超個人主義」の時代がこれからやって来ます。宇宙全体を自分と捉え、それぞれが「個の花」を咲かせてつながっていくことによって、平和な世界がもたらされるのです。