毎日夕食後には、子供も大人もファミリー全員が参加する、子供会議が開かれます。
今夜の子供会議では、いさどんが子供たちに「なんで勉強するんですか?」と問いかけました。それに対して、子供たちが次々に手を挙げて発表していきます。
(小3)「将来大人になった時に、漢字を書けないと恥ずかしいし、頭がよくなりたいから。」
(中3)「今目の前にあることをやることが大切、だと誰かに聞いたことがあるし、勉強は自分の将来にも役に立つと思うから。」
(小5)「将来自分がやりたいことに、算数や漢字は役立つと思うし、将来子供たちに教えることもできるから。」
(中1)「僕が大人になって手紙を書くときに、国語力は大切だし、外国人と話す時に英語は役に立つから。」
(中3)「今は、将来役に立ちそうもないような数学の問題を解くこともあるけれど、『やっておけば、後でこんなに苦労しなくてすむのに』という話も聞くから。」
(中2)「日本人でも外国人でもそうだけど、コミュニケーションをとる時相手に伝わらないと困るし、習慣づけということで毎日やることも大切。勉強の成果は残るものだから、自分が頑張った証にもなる。」
(中2)「大人が農作業をするように、子供は勉強することが仕事だと聞いたから。」
ひととおり、子供たちが発表した後、それを受けていさどんが話します。
「勉強というのは、一生するもの。大人になって会社に入っても、会社のルールを学ぶこともあれば、世の中には常に新しいことがいっぱい起きていて、それを使いこなすことも大切。今、自分が知らないことを身につけていくこと。自分が大きくなる、広がること。いろんなことを知っていると、より多くの中から選ぶことができる。子供の頃に子供たちが学校へ行って勉強するのは、大人になっても勉強し続ける姿勢を身につけるためにあるもの。生きている限り、勉強し続けるものだからね。人間はいつも新しい明日に出会う。テストでただ100点を取るだけではなく、自分の成長のためであるという姿勢があれば、勉強の質が変わっていく。みんなが世の中をつくっていく時代がくるのだから。」
それを聞いて、子供たちがコメントを発表しました。
「勉強は常にやり続けるもの、ということにすごく納得がいって、今はその土台づくりをしているということだから、ただ目の前にあるからではなくて、そういう想いで勉強していきたい。」
「毎日の大人会議や子供会議でも勉強しているし、今日のいさどんの話も勉強だし、良い機会でした。」
「学校に行っている間や義務教育だけが勉強だと思っていたけれど、このことを良いきっかけに勉強に取り組んでいけばいいと思いました。」