こんにちは、みちよです。
7日から9日にかけて、立教大学の「くがっち」ことコミュニティ福祉学部准教授の空閑厚樹さんがゼミの学生7名を率いてファミリーにやってきました。2泊3日の体験滞在、名付けて「くがっちツアー」は、ちょうど8日と9日に行われた毎月恒例の「生活体験ツアー」と重なり、ファミリーはふたつのツアーでにぎやかな週末になりました。
どちらのツアーも最後に振り返りの時間が設定されていたのですが、せっかくの機会ということで合同で行うことに。総勢17名が「おひさまセンターひまわり」のホールで輪になって振り返りをしました。
若い学生さんたちが2泊3日のファミリー体験から感じたことをシェアすると、体験ツアーの参加者は若い洞察力に感心することしきり。また、学生さんたちも、体験ツアーの参加者を見て一般社会にファミリーのような生き方に共鳴する人がいることを知ることができ、互いに良い刺激を与え合う場となりました。
学生さんたちは来春に卒業をひかえた4年生で、執筆中の卒論の「ネタ探し」を目的に来た人もいたようです。でも、ファミリーでの生活を体験するうちに、「ネタ探しのつもりで来たけれど、自らの人間性について振り返る機会をもらった」という感想も聞かれるようになりました。
一方、体験ツアーの方々の最終日の振り返りにおけるキーワードは「実践」。「ここで行われていることは、本で読んだり、人から聞いたりして頭では理解している。今後、自分に必要なことは、それを実践していくことだと思う」という内容のコメントが何人かの方から聞かれました。確かに、「言うは易し、行うは難し」とも言われるように、心のあり方について理想論を語ったり、書いたりすることは簡単です。しかし、それを実践するとなると、自分のエゴが邪魔をしてなかなか思い通りにいかないことが多々あるのではないでしょうか?真剣に実践してみたことのある方なら、なおのことその困難を実感されていることと思います。
それでは、どのようにしてその困難を克服していくのか?ということに対するひとつの解答が、ファミリーの生活なのだと思います。みんなで支えあいながら、ひとりひとりがこつこつ心の実践を積み重ねていきます。その実践を、私たちは「心を磨く」と表現して、ファミリーの生活でもっとも大切にしています。
振り返りの時間の中で、多くの方が「ここで学んだことを、これからの生活に取り入れていきます!」とおっしゃっていました。本当にありがたいことです。でも、ひとりの学びが難しい時は、いつでも木の花に戻ってきてくださいね!みんなで「お帰り~!」とお迎えしますから。