ついこのあいだ、「木の花庵」を購入したばかりなのに、また新しい施設を購入したの?と思われてしまうタイトルかもしれませんね。実は、そういう意味ではありません。でも、とっても素敵なところに「みんなのおうち」ができたのは本当です。これ、どういうことだと思いますか?
木の花ファミリーは、「いのちの村ネットワーク」という活動に参加しています。エコビレッジをつくったり、地域づくりに取り組んだりしている人たちをつなげて、お互いに助け合おう、という活動で、今年に2月に立ち上がりました。垣根を越えた「地球家族」が世界中に広がれば、どこのおうちも「わが家」になって、「ただいま~」と帰っていける・・・そんな日が来ることを思い描いて、「地球がみんなの家になる」というキャッチコピーを掲げています。
先週末、ファミリーのいさおとみちよちゃん、よしどんは長野県大町市のエコビレッジ、「虹のファミリー・大町ビレッジ」に出かけてきました。「いのちの村ネットワーク」主催の交流会が「虹のファミリー」で開催されたため、それに出席するのが目的でした。
「虹のファミリー」は援農などを通してつながった仲間たちで、心でつながる新しい家族の形を作ろうと活動しています。活動去年の11月に初めて木の花ファミリーにやってきてくれた「虹ファミ」のみんなは、同じ心を持つ木の花のメンバーたちとあっという間に意気投合。中でも、仕事を辞めて「財布ひとつ」の共同生活を始めようとしていたくにさん、みほさんのふたりは、ファミリーの暮らしに「自分たちの夢も実現できる!」と勇気づけられたといいます。その後、「虹ファミ」のエコビレッジづくりは家探し、畑づくりと順調に進み、5月にはみほさん、くにさんの共同生活がスタートしたのでした。
ふたりの住む「虹の家」の庭からは、木崎湖が広々と見渡せます。庭に面した大きな座敷には湖からの涼しい風が吹き渡り、あまりの心地よさにみちよちゃんは「ここに住みたーい!」と歓声を上げていました。家の裏手にはかわいい畑が広がっていて、スタートから間もないのに関わらず、もう50品目もの野菜が育っています。予想を超えた畑の充実ぶりに、僕らはただ感心するばかり。家から少し離れたところではお米も作っていて、案内してもらった僕らは初めての出穂を見つけた記念すべき瞬間に立ち会うことができたのでした。「やったぁ!」と抱き合って喜ぶふたりを見て、僕はファミリーの創立メンバーたちが初めてできたお米をみんなで涙を流しながら食べた話を思い出しました。
「大町ビレッジ」の周辺には、湖の他にも温泉や川、ツリーハウスのある森など豊かな自然環境があふれていて、「来年の夏休みは、子どもたちを連れて遊びに来よう!」と盛り上がりました。垣根なく僕らを「お帰り!」と迎えてくれる「虹のファミリー」のみんなに、僕らも何の遠慮もなく、「みんなのおうちを作ってくれてありがとう!」と言うことができます。
「地球がみんなの家になる」夢は、こうして着々と具体化していきます。今、世間で一般的な暮らしをしている方々にとって、目に見える動きは小さいのかもしれません。けれども、僕らも、そしてくにさん、みほさんも、先日出会った「むくもくファームガーデン」のみんなも、こうした暮らしを実践している人たちは、みんなを運んでいく大きなうねりを日々実感しながら暮らしています。そしてその流れは、みんなの予想をはるかに上回るペースで加速を続けています。
追記:みほさんからメッセージです。
「豊かな自然に包まれた「大町ビレッジ」で、 調和する生活を実現する仲間の訪問を待ってます!」
「虹の家」全景。かわいらしいお家です
最高に気持ちのいいお座敷
朝はこんな風景が眺められます
初めてできたスイカを手にするみほさん。嬉しそうです
みんなに畑の説明をしてくれるくにさん。かっこよかったです!
みんなの拍手の中、初めての出穂を抱き合って喜ぶくにさんとみほさん
家の裏手のきれいな畑
木の花ファミリーが投じた善意の一石がみなもに輪を描き、その輪が広がっていくのを目の当たりにしますね。
ひょうさん
素敵な表現でのコメント、とっても嬉しいです。
そしてもう、決して僕らだけではないんですよね。
来年には、「みろくビレッジ」もその仲間入りです。
ワクワクしますね!!!