4月から5月にかけて、飲食店チェーンを経営する企業「三経フードサービス」の新入社員、総勢33名のみなさんが1泊2日の研修のためにファミリーにやってきました。
今回、ファミリーで新入社員研修を手がける機会を作ってくださったのは、「21世紀幸塾」専務理事で、有機農家の支援を目的としたトラスト運動「グリーン・オーナー・プロジェクト」を率いておられる大下伸悦さんです。企業経営者としての顔も持っておられる大下さんは、経営に関与されている会社の新入社員たちに「これから大きく変化していく時代に対応できる人材に育ってほしい」との願いを込めて、ファミリーでの研修を提案してくださいました。
33名の新入社員たちは、男子10名、女子13名、男子10名の3回に分けて研修にやってきました。入社以来、厳しい研修をくぐり抜けてきたこともあってか、みんな礼儀正しく、行動もきびきびとしていて、ファミリーの皆もすぐに好感を持ちました。
農場や施設の見学、自給自足体験としての食事、農作業実習、ウェルカムコンサートなど、短い時間に盛りだくさんのプログラムとなりましたが、あとで多くの新入社員たちがアンケートに「もっともためになった」と書いてくれたのが、いさどんの司会による「振り返りセッション」でした。初日に書いてもらった「自分の弱点だと思うところ」をテーマとして、2日間のファミリー体験を通じて見えてきた自分と向き合う時間となりました。これまで気付かなかった自分の心の側面を見つめたり、悩む仲間に真剣なアドバイスをしたりするうちに、思わず涙する人も。大切な気付きと、より深まった仲間同士の絆をみんなに「おみやげ」としてプレゼントしたい、というファミリーの願いが通じたのかもしれません。
ファミリーとしても初めての試みでしたが、「来て良かった」「本当に勉強になりました」といった感想をいただくことができ、次世代を担う若者たちの成長に微力ながら役立てたことを感謝しています。大下さん、三経フードサービスの皆様、新入社員の皆さん、貴重な機会を本当にありがとうございました!
食事も大切な体験のひとつ。メニューもきちんと説明します
農業の見学
ウェルカムコンサートで。みんないい笑顔です
社歌を威勢良く歌ってくれました。ちょっと宴会ノリ?(笑)
黙々と草取り。大変かな、と思いきや、あとで聞いてみると「楽しかったです」という感想ばかりでした
2日目の振り返りセッション。みんな真剣です