木の花ファミリーが開催に全面協力している教育プログラム「エコビレッジ・デザイン・エデュケーション(EDE)2008-09」の記念すべき第1回が、11月1日から3日にかけて「日本大学富士自然教育センター」で行われました。同センターは木の花ファミリーから車で15分ほどのところにあり、富士山の麓、田貫湖畔に位置するたいへん自然の美しいところです。今回、日本大学様の全面的なご協力により、研修に必要な設備や宿泊所が完備された立派な施設を廉価で使わせていただくことができました。
EDEは「エコビレッジ」、すなわち自然環境と調和した暮らしを志す人々が創りあげるコミュニティについて、その思想的な背景やデザイン手法などを総合的に学ぶ教育カリキュラムです。エコビレッジの推進に取り組む国際NGOの開発によるもので、国連「持続可能な開発のための教育の10年」の認証を受け、世界12ヶ国で開催されてきた国際的な環境教育プログラムです。今回、ファミリーのみちよちゃんが代表をつとめる「日本エコビレッジ推進プロジェクト」と、「懐かしい未来ネットワーク」(NPO法人開発と未来工房)の共催により、日本で初めて開催される運びとなりました。みちよちゃんが「懐かしい未来ネットワーク」の鎌田陽司氏とともにプロジェクト・リーダーをつとめているほか、いさどんと「百姓隊」(農業担当チーム)が講師として参加、また食材や現場スタッフの提供も行うなど、ファミリーが多方面にわたって開催を全面支援しています。
第1回目は著書の「ラダック・懐かしい未来」や脱グローバリゼーションに関する国際的な活動で知られるヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんをファシリテーター(講師)に迎えて行われました。
写真は最初のカリキュラムで「エコビレッジとは何か?」というテーマのグループワークに取り組む参加者の皆さんの様子です。初対面にも関わらず、熱のこもった議論が展開されました。
今回の詳しいレポートは、ファミリーのニューズレターを通じてみちよちゃんに書いてもらいますので、お楽しみに!
エコビレッジとは何か?という問いを真剣に考えます
議論を見守るヘレナ・ノーバーグ・ホッジさんと通訳のトム・エスキルセンさん