半月あまり、ブログの更新がストップしてしまいました。楽しみにしてくださっている皆様、ごめんなさい!ブログ担当者が別件で手一杯だったためなのですが、また更新の頻度を上げていけそうな見込みですので、どうぞよろしくお願いします。
さて、木の花ファミリーは、昨年末から地元の静岡県富士宮市で有機農業の推進団体「ふじのみや有機農業推進協議会」を設立すべく、行政などの関係者と力を合わせて、急ピッチの準備作業を進めてきました。
農水省は(つまり国は)、一昨年12月に有機農業推進法が制定されたことを受けて、全国各地に有機農業のモデルタウンを作ろうと、昨年後半から各地の有機農家や関係機関、市町村に呼びかけています。4月中旬には、有機農業のモデルタウンが全国50箇所ほど誕生する予定になっています。
具体的には、「市町村単位に有機農業をすすめていく協議会を結成してね。そこでモデルタウン作りの計画と予算案を作って申請すれば、最大400万円×5年間の助成金をあげるよ」という制度です(もちろん、審査をパスする必要があります)。
この仕組みが面白いのは、協議会が民間主導でよい、ということです。とりあえず、協議会のメンバーに行政が入ることは必須条件なのですが、あくまで一員という位置づけです。それに加えて、協議会が農水省とダイレクトにやりとりして、助成金も農水省から直接交付される点もユニークです。
財団法人自然農法国際研究開発センターの三浦さんが「木の花さんも、富士宮で協議会をつくってみない?」と話を持ちかけてきてくださったのは、昨年の12月でした。ファミリーでは「それは、ぜひやるべきだね」と話し合いましたが、モデルタウンづくりの事業計画の〆切は、2月末だといいます。たったの2ヶ月しかありません。
それでもとにかくやってみようと、いさどんと私(いさお)で市役所の農政課に赴き、ぜひ富士宮でも協議会を設立しましょう、と話を持ちかけました。始めはちょっと戸惑っていた市の方々も、良いことですからぜひやりましょう、と協力を約束してくださり、結成に向けた取り組みを始めることになりました。
とはいえ、何しろ2月末までにモデルタウンの事業計画を作らなければならない、という厳しいタイムリミットがありました。本来であれば、関係者に幅広く呼びかけて、必要な根回しもして、協議会を結成して、組織の骨格を固めて、事業の内容を話し合って・・・、という手順を踏む必要があるのですが、とてもそんな時間はありません。そこで、話し合いの結果、最小限の発起人メンバーで書類上の組織を立ち上げて、事業案を作って申請するしかないね、ということになりました。
写真:作戦会議の様子です。真剣な議論になりました
その事業案づくりが、「木の花さんで、ひとつよろしく」ということになったのです。担当者は、ブログ担当者の私(いさお)でした。そんなわけで、ブログが停止していたのでした・・・なんて言い訳はさておき、国に提出する事業案づくりという未体験の作業と締切のプレッシャーに、当初は四苦八苦していました。そんな折に、地元で農産物の直売所を経営され、定年後に農業を楽しむ方々の組織を率いておられる長谷川さんがファミリーを来訪されました。さっそく、協議会の話をさせていただいたところ、「それなら私たちがそのまま協議会に加わるよ」と申し出てくださいました。つまり、事業計画書にそのまま書けるような実績のある事業がまとめてやってきたのです。加えて、長谷川さんは長年、公的機関でたくさんの申請書を手がけてこられた経験から、記入も手伝ってくださいました。本当にありがたいことでした。
こうした手助けや自然農法国際研究開発センターの三浦さんのサポートもあり、なんとか事業計画書を完成させて、農水省に提出することができました。審査の結果は、4月中旬に出ることになっています。ぜひ、採択されることを祈っていてくださいね。採択されれば、富士宮市は「有機農業の町」としての確かな第一歩を踏み出すことになります。もちろん、ファミリーはそこで大きな役割を果たしていきます。
有機農業のモデルタウン誕生の報は一般のニュースでも流れるかもしれませんが、もし見かけたら、「おっ、富士宮はどうなったかな?」と注目してみてください。そこに富士宮市が入っていたら、きっとファミリーでは拍手喝采が起こっています。
おー、すごいことになってる!
木の花は宇宙とハモってるから、ほぼぜったい採用されると思うけど、、、
でも、祈ります!
たのしみだねぇ!
すごいね☆
そのこさん、ゆうこちゃん
コメントありがとう!
富士宮では、まだ有機農業は存在感が薄いけど、
これから面白くなります!!
すげー!
いさおちゃんのやっていた事業案作りというのはそういうことだったんですか。
どんどん面白くなってくなー木の花ファミリーとそして世の中(ばんざーい! 笑)
体験ツアーから帰ってきて、友達に木の花のことを話すと、みんな、「行ってみたーい」と言ってます。
特にぜひ、いさどんと会ってみたいと(笑)
すごいですね!木の花パワー。
みんな引き寄せられていくようです。
よっちゃん、
応援ありがとう!
この推進協議会っていうのはね、
有機農家を支援するものじゃなくて、
普通の農法でやっている農家さんたちが
有機農業に転換していくのを促進するためのものです。
だから、僕らが有機農業の普及を通して
自分たちのノウハウを社会貢献として
伝えていく場所になります。
自分たちのためではなく、
世の中のための生き方を目指す僕らとして、
大切な役割のひとつになります。