深く広い知識の力

ファミリーの農業担当も、この頃は第2世代となる若手が成長しつつあります。そのひとり、畑作担当のたっちゃんは、財団法人自然農法国際研究開発センターで長期の研修を受けたことがあります。同センターにはファミリーも設立当初から農法指導などでお世話になっており、そうしたご縁から、東京大学農学博士であり、(財)環境科学総合研究所所長などの役職を務められている木嶋利男先生が、研究員の勝倉さんと共にファミリーをご訪問くださいました。

木嶋先生はファミリーの圃場や「にわとり小学校」などの施設を見学され、さまざまな実践的なアドバイスをくださいました。また、いさどんをはじめとしたファミリーのメンバーと懇談されたり、ファミリーのウェルカムコンサートを観覧していただいたりしました。

先生は、コンサートの際に恒例となっているゲストの方々の自己紹介で、こんなことを話してくださいました。「私は長い間、生物のクライマックスとは何か?と自問自答してきたが、ここに来てやっと答えが見つかった気がする。それは、『自然との調和』なのだと思う」と。また、勝倉さんは植物とご自分との深く強い縁について語ってくださいました。

先生は、今後のファミリーへのご助力を快くお約束くださいました。他の追随を許さぬ深い見識をお持ちの先生のご協力は、百人力の思いです。同時に、こうした素晴らしいお力をお借りできるのも、決して私たちファミリーの繁栄のためではなく、すべては世の中のためであるからこそ、との思いを新たにしています。

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ウェルカムコンサートであいさつされる木嶋先生

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育雛舎を見学される勝倉さん(左)と木嶋先生

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いさどんの案内で圃場を見学される木嶋先生


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