いさどんからの提案を受け、
自らの想いを外に出していくことに取り組み始めたみのるん。
1週間前、
みのるんはいさどんからこう伝えられていた。
「あなたはかたいからね。
あなたがアトピーに対して『消えろ！消えろ！』と言うとね、
アトピーはアトピーで、
『何を言っているんだ！
わたしにはここに出てきた理由があって、
その理由はあなたの中にその種があるからこそ、
それに応えて出てきているんだぞ！
あなたがわたしを呼んでいるのに、
それを辛いからって、
一方的に消えろ、消えろ！と言うのは、
おかしいじゃないか！』と
余計に抵抗するんだよ。
僕はそのやわらかい捉え方の中に、
答えがあるような気がするんだよ。」
それを受けてみのるんは、
「いさどんがおっしゃる仕組みが
わたしにはよくわからないんですよね・・・
確かに自分はかたいとは思うんですけど・・・
そのかたさを創る原因があると思うのですが」
と話し、
それに対していさどんはこう語った。
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そのとおりです。
それが、
どこにあるのかを見極めるのが大切でしょ。
その答えはね、
あなたの人格の中にあるんだよ。
そして、
自らの人格と向き合わない限り、
これは解決しないよ。
わからないというのはね、
実は、
冷静に向き合えば、
誰でもわかるんだよ。
自分のことだから。
長年付き合っているのだから。
だから、
子供の頃からの自我が目覚めて記憶がある限りの日記を
ポジティブ・ネガティブに分類して書いてごらん、と
提案したでしょ？
それは、
「ここでこうだったな」とか、
「ここで不自然だったな」と
自分で気付くための作業をしているんだよ。
それをどこかで、
たとえば、そう思いたくない、とか
それはなかったことにしたい、と
封印していることがあるはずなんだよ。
でも、
問題点は向き合わないといけないし、
良いところは伸ばしていけばいい。
そこで「わからない」と言う人は、
自らと向き合いたくないから、
こころに蓋をするんだよ。
ある意味、
わからないと言う人は、
自分の本当と向き合うことを
逃げているんだよ。
でもね、
必ずわかるんだよ！
そして、
それが治療になる。
お医者さんの治療は、
「お願いします」と言うと
やってくれるから楽でいいけれど、
その治療をしてもらって解決しても、
結局あなたが自分自身で悟って解決したわけではないから、
元の性質があなたの内にあり続け、
また繰り返すわけだよ。
それに対して、
あなた自身が「こういうことだったのか！」と
根本の原因に気付いて切り替えていけば、
こころの滞りから解放されて、
それが自律神経に影響を与え、
さらにからだ全体の仕組みに影響を与えていって、
症状も消えていくんだよ。
「病気」と言う字は、
「気が病む」と書くのだから、
こころの問題なんだよ。
だから、
自らと向き合って、
自分の性質を知り、
根本的原因を改善していくことが
一番の治療になるんだよ。
そうすれば、
一般医療の治療も、
効果がより早く現れるようになる。
最終的には、
誰にも頼らない、
お医者さんにも頼らなくてもよい生き方が
できるようになるんだよ。
そして将来、
過去を振り返ったときに、
「自分はこんな経験をしたけど、
それがあって今があるんだ！」と
感謝できるようになるといいね。
一番やっかいなのはね、
症状よりも、
自らの性質と向き合わない姿勢だよ。
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いさどんの話を聞いて、
「この話を聞けただけでも良かったです！」と話していたみのるん。
その1週間後、
みのるんは自分と向き合うことに取り組み始め、
自らの想いを外に出していった結果、
自分では気付かなかった姿をまわりから伝えられることになった。
そしてみのるんは、
「自分でも暗中模索というか、
一体、何が起こったのだろう？という感じなのですが・・・」
と戸惑いながら話し、
それを受けて、
いさどんはこう伝えた。
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それはすごく良いことで、
今まで被害妄想的にひとりよがりで自分を組み立ててきたから、
今の状態があるんだよ。
だから、
「何が起こったのだろう？」と
理解できない状態というのは、
古い自分を壊して、
新しい自分を組み立てるチャンスなんだよ♪
それは、
からだの仕組みと同じなんだよ。
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少しずつ、
みのるんのヒビキが変化していく。