扉が開いた

昨年の終わり、いさどんから「来年は『変革の年』になるね」という話がありました。その言葉通り、今年は様々な出会いがあり、メンバー数も70名を越え、便利屋や旅館業といった新しい取り組みもスタートしました。メンバーひとりひとりの内面もさらに磨かれ、みんなの絆もより深まっていき、メンバー間で「今年はまさに変革の年だね」という会話があちこちで聞かれるようになってきました。

そして、変革の年のラストスパートとなるこの11月、そのメインイベントとも呼べるような出来事がありました。それは世界最大の農的コミューンとも呼ばれている「幸福会ヤマギシ会」の方々が初めてファミリーを訪れたことです。まずは11月15日から8名の方が1泊され、さらに21日には元メンバーの方を含め3名の方と交流する機会が持たれました。どの方も調和のとれた穏やかな方たちばかりで、終始和やかに双方にとって有意義な時間となりました。ヤマギシの方からは、「これからはヤマギシでも木の花でもない、地球家族ですね」というコメントや、「本当にここは居心地が良くて、どちらが自分の家だかわからないくらいです」というご感想をいただきました。

そして25日には、ヤマギシ会のリーダー的存在である北大路順信さんと谷口寛さんがファミリーを訪れたのです。出会ってすぐに、メンバーはお二人が私たちと同じ空気を出していることを感じ、初めて出会ったような気がしませんでした。それはお二人にとっても同じだったようで、「今まで出会わなかったことの方が不思議ですね。でも、今がそのタイミングなのですよね」とおっしゃっていました。滞在1日目の午後には14:00から17:30までの3時間半、いさどんと会談させていただく場が持たれ、その夜にはメンバーと交流する場も持たれました。木の花ファミリーではお互いをニックネームで呼び合うのですが、早速、北大路さんには「よりどん」、谷口さんには「かんちゃん」という呼び名がつき、和気あいあいとした雰囲気の中で会がスタートしました。「自分が18歳の時にヤマギシ会に参画した時には、すでに1000人ものメンバーがいました」とおっしゃるよりどんは、冗談を交えながらざっくばらんにご自身の体験談や色々な想いを語ってくれました。規模や歴史、設立経緯など、まったく異なる背景を持ちながらも、そのベースとなる志は「より良い社会を創る」ということで共通しているヤマギシ会と木の花ファミリー。いさどんが「今日は扉が開いた。木の花やヤマギシにとっての扉が開いたというよりも、社会にとって扉が開いた記念すべき日です」と話し、地球共同体の大切な仲間として今後もつながっていこう、ということで交流会の幕が閉じました。

そして今朝、いさどんや数名のメンバーと今回の出会いを振り返りながら、今後の交流について話している中で、「今年は変革の年だったけれど、来年は何の年になるだろうね」という話題になりました。そこでいさどんが言ったのは、「来年は『開花の年』になる」ということです。今まで熟成されてきた色々なことが変革の年でつながり合い、それが花開く時には一体何が生まれるのか。そんなことに想いを馳せながら、今回の記念すべきありがたい出会いに感謝し、これからつながっていくであろう沢山の人々との出会いを楽しみにしています。

木の花の美女と野獣に囲まれて?!(後列左から4番目がよりどん、5番目がかんちゃん。)

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