自然農法センター国際部視察

今日は、自然農法センターの国際部の見学会。

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各国の代表(ブラジル・フランス・ハワイ・アンゴラ・タイ・韓国)が木の花の自然農法の視察と農的なくらしから発展した総合的なエコビレッジの取り組みを見学されました。

午前中は、圃場見学

。鶏舎・山羊舎・養蜂を見て貰って、自農センターとの実証圃場①稲作は、無施肥・施肥による生育の差を調査する圃場 ②畑作:育種中の宮重大根・筑摩の五寸の採種圃場と白菜の圃場を見てもらいました。

各国の農業担当者だけあって、質問も積極的に出て充実した見学になりました。

午後は、木の花のプレゼンテーション1時間、その後、数名の木の花メンバーとの意見交流会をしました。

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みなさん、自然農法センターの職員であると同時に救世教の信者さんだけあって、木の花が大切にしている精神性の話しを聞いて、すんなり受け取っていただけでなく、非常に感銘を受けていた印象をもちました。

質問の内容も確信をついていて、楽しかった。

例えば、エコビレッジを調和的に運営するにあたって、メンバーの調整をどうおこなってるのか?

意見の違いがあったとき、どういう方法で、意思決定を行うのか?木の花の実際の収益の分配について。などなど。

最後の質問で、木の花のようなエコビレッジに暮らしていて一番、良かったなと思う事はなんですかと問いがありました。

これは、僕自身、みんなの意見を聞いて、すごく感動した。僕も木の花で暮らしていて本当に幸せだけど、他のみんなも本当に幸せなんだなーって感じる瞬間だった。

以下、一部を紹介(多少実際の表現とはことなっていますのであしからず・・・)

■まこっちゃん:3年間引きこもっていて、何回か自殺を試みたが、失敗した。そんな絶望の中で、なんとか外にでれるようになったときに木の花に出会い。ここで滞在する中で回復して、メンバーになった。みんなの暖かい心に支えられて今、本当に生き生きとここで過ごせている。本当に幸せだ。

■たっちゃん:僕は、6年前に自然農法センターで研修を受けた。そこで身に着けた農業のスキルもいかんなく発揮できている。また、救世教の教えの中に地上天国の建設というのがあるが、ぼくも信者ではないにせよ。この世を天国にしていきたいという希望を持っていた。今、木の花で過ごしていて地上天国を創りたいという想いと言葉と行動が一致して矛盾の無い生活がおくれている。そのことにとても喜びを感じている。

■じゅんちゃん:28年前からいさどんとの出会いがあり、心の学びが始まった。自分が社長だった造園会社を他の人に任せて、ここにきたが、今は、その選択が本当に間違っていなかったとおもっている。ここで心許しあえる仲間と心を成長させることができることがなによりもうれしい。

■エリー:10年近くわずらってきたうつ病がここに来て、3ヶ月でほぼ治った。(ちなみに、エリーは、うつ病を患う前は、国立大学で教鞭をとっていた)、今は、大学教授の経験を生かして木の花のうつ病克服体験をまとめるための執筆活動が出来ているし、長年やってきた音楽など、自分のやりたいことが、この生活の中で生かされできていることに喜びを感じる

などなど

メンバーを見回しても、僕らはみんな素朴な人達だなーって思う。特に、地位も名誉もないし、いわゆる民草。でも、みんなで支えあって生きることで、食に始まり、生活全般すべてにおいて非常な豊かさを実現できている。また、血縁を超えた72名の家族は、調和的で愛にあふれ、いつもあったかい中で生き生き自分の個性がいかされている。

自然に沿った農業は、もちろん大事。それ以上に、人と人が調和していることって、本当に個々人に大きな喜びをもたらす。その喜びが回りに波及して世の中を変えるひとつのパワーになったらいいなって今日、おもいました。

ありがたい一日でした。

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最後に、自然農法センターの皆様とは、これからも協力してやっていくことを確認できたいい場所になりました。センターの皆様、今回のような素敵な機会を頂き本当にありがとうございました。そして、今後ともよろしくお願いします


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