フランスからのお坊さん

ポールは、フランスのプラム・ビレッジに住むお坊さんです。
今月初めに木の花にやって来て、2週間をみんなとともに過ごしました。

 

フランス人僧侶のポール(後列中央)

 

プラム・ビレッジは、ベトナムの禅僧ティク・ナット・ハン師によって設立され、
世界中から多くの人が学びに訪れている、仏教をベースとしたコミュニティです。
木の花の「ひまわり」の廊下には、
偶然にも!同師の言葉が飾られているのでした。

ティク・ナット・ハン師のことば

 

カトリックがメジャーなフランスでなぜ禅僧になる道を選んだのかを尋ねると、
“信じる”ことを教えるキリスト教よりも、 自分で道を見出していく仏教の方が
おもしろく思えたのだそうです。

「だけど、仏教を学んで、キリスト教のことをより深く知るようになった。」

 

木の花には学べることがあると思って来た、というポール。

「人と暮らす、ということが、もっとわかった。
みんなすごく、あたたかい。」

 

30年間続いているプラム・ビレッジと、18年間続いている木の花ファミリー。

「それだけ続くのは、すごいこと。
そこには、“collective wisdom”(多くの人が集まることで生まれる智慧)がある。」

「でも本当は、続けても、やめても、きっとどっちでもいい。
だって、その人の道は続いていくから。 何でもいいんだよ。」

 

出発の朝、ラブちゃんとたくみにお別れのハグをするポール

 

 

もっといたいけど、行かなくちゃ、と言って、帰って行ったポールへ ―

ボン・ボヤージュ! 

 

 

自分で絵を描いた、というポールのリュック

 

 


カナダのエコビレッジ・ラジオから取材を受けました

先日、カナダのラジオ局より取材がありました。
以下は、番組に出演したみちよちゃんからのレポートです!

 

*   *   *   *

 

こんにちは。みちよです。

この春、木の花ファミリーはメディアからの取材が続いています。
その第1弾として、カナダの「エコビレッジ・ラジオ」から、先日取材を受けました。

 

「エコビレッジ・ラジオ」は、カナダのブリティッシュ・コロンビア州の北部にある
カックァ・エコビレッジ(Kakwa Ecovillage)に暮らすラス・プルビスさんがホストを務める
国際的なラジオ局で、8500人のリスナーがいます。

カックァ・エコビレッジの様子

 

番組は英語ですから、いさどんの話の部分は、わたしが通訳をしながら進めました。
1時間半のラジオ番組ということで、ちょっと長いのではないかなぁと思っていましたが、
あっという間の時間でした。

 

番組は前半、木の花の概要とその暮らしぶりについて、
収入と配分、メンバーになるための情報などについてインタビューに答えました。
後半は、いさどんへのインタビューでした。
持続可能な食の生産、微生物との共生、大人会議、自然療法プログラム、
世界観などについて、日本語で語りました。

 

こうしたインタビューは、本来ならばスカイプなどの電話会議ツールを使って行えると、
関わっている3人全員が、全体的な流れをつかむことができて良かったのですが、
スカイプでは音質が悪いということで、国際電話を通して行われました。
ですからいさどんは、わたしがラスさんと電話でやり取りしている間は何となく蚊帳の外という感じで、
話が「玉音放送」のようなスピーチになっていて、ちょっと面白かったです。

 

今回のインタビューは、
①ラスさんが英語で問いかけ、②それを日本語にしていさどんに伝え、
③いさどんが話す、④それをわたしが英語に訳す。というプロセスで展開されました。

 

英語の番組ですが、いさどんは日本語で話をしていますので、是非聞いてみてください。
いさどんの日本語スピーチが混ざってくるのは、50分を過ぎたあたりからです。

http://www.blogtalkradio.com/ecovillage-radio/2012/03/29/konohana-family-community-ecovillagefujinomiya-japan

 

それから、先日、東京にあるインターネットTVの取材を受けてきました。
こちらも、5月初旬には、インターネット上にアップされる予定ですので、お楽しみに~!

 

みちよ

 

みちよちゃん(左)。海外からのゲストとの座談会にて。

 

 

 


シンガポールからの農業研修生

木の花ファミリーには、海外からもたくさんのゲストが訪れます。

一昨日から4日間の予定で滞在しているマイケルさんとケンさんは、シンガポールの出身。
中国の食料問題などの解決のために、これから北京で農場を立ち上げたい、という二人は、
有機農業を学ぶために、はるばる日本の木の花までやって来ました。
木の花畑隊ではそんな二人の為に農業講座を開設し、
今日も午前中は生ゴミ堆肥作りや林の土を見に行くなどの実習、
そして午後はきょうこちゃんによる育苗の講義がありました。

畳にコタツのくつろいだ雰囲気での講義

 

きょうこちゃんの講義を、ケンさん(中央)が英語に訳します

 

木の花に来た初日、マイケルさんはみんなの前でこんなふうに挨拶をしました。

「ひとつの部屋の中に、こんなにたくさんの幸せそうな顔を見るのは本当に久しぶりです。
いつかまたここに来たいと思います。」

 

 

4日間の経験が北京でどんなふうに花開くのか、楽しみです!

 

 

 

- 追 記 ―

 

後日、今回の滞在の窓口となったみちよちゃん宛てに、
二人から下記のようなメールが届きました。

 

おはようございます。

あなたとあなたを通して知り合った木の花ファミリーのみなさんに

私達の深い感謝をお伝えするためにメッセージを書いています。

幅と深さのある経験豊富な講師、特に専門知識と経験を共有してくれようとする熱意、

メンバー全員の温かさともてなしの心、

わたし達の要求に対応するために使ってくださった時間の長さに感謝します。

本当にありがとうございます。

わたし達にとって、最も学びとなり、感激の体験でした。

今後も相互の情報共有、特に相互に有益な協力できる潜在性のある分野への

探求などを共にできることを楽しみにしております。

畑に残ったわたしたちの足跡は消えてしまったかもしれませんが、

木の花ファミリーに滞在した想いではここに残っています。

皆さまによろしくお伝えください。

ケン・ウォン