ジイジ誕生!~ 共に生き、豊かな人生を歩んでいきましょう

5月3日はいさどんの誕生日!この日、67歳を迎えたいさどんのお祝いにたくさんの人々が集い、誕生祭が開かれました。誕生祭の場で、いさどんは創立以来みんなに呼ばれ親しまれてきた「いさどん」という名を手放し、新たな名前を発表しました。その名は、「ジイジ」

人の名には、とても深い意味が秘められています。「いさどん」が「ジイジ」に変わるということは、大きな転換を示しています。(「ジイジ」の名の意味については、ジイジブログ『「いさどん」から「ジイジ」へ〜2018年5月3日 67歳の誕生日を迎えて』をご覧ください。)

以下、笑いあり、涙ありの誕生祭のようすを、写真とともにお伝えします。ジイジの挨拶、メンバーたちの言葉、そしてメキシコの太陽マヤ族最高司祭・尊母ナーキンさんからのメッセージなどを、どうぞご覧ください。


 

ジイジの挨拶
時代は確実に、大質的転換をします

今日、67歳の誕生日を迎えました。私が生まれたのは午前3時、方位で言えば艮の方角の時刻です。
67年間、いろいろなことがありましたが、良い人生でした。ここに至るまでのたくさんの困難は、すべて肥やしとなり、ここまでの歩みを助けてくれました。さらにそれは、これからの人生の糧となっていくことを確信しています。

私は子どものころから、少し変わった子どもでした。自分でもそう思っていました。私の人生は、いつも何かが湧いてきます。湧いてきた時点で、それがどこから来たものなのかはわかりません。自分がこのような生き方をすることをまだわきまえていなかった時には、自分が理解できない出来事を与えられ、苦しんだこともありました。自分は精神分裂病なのではないかと思っていた時期もありました。しかしそれが病気ではない証として、理解できなくともその出来事をいただき、進んでいくと、必ずその先に答えがありました。
そして私は、自分の人生の答えを自分で決めることを、やめました。それは、先へ進んでみて、いただくものだからです。

人生を振り返ると、たくさんの物語があります。とてもここでは語り切れません。しかしこの不思議な人生を歩んできて、今ここで、その答えに出会っています。67歳の誕生日をもって、いよいよ人生の最終章が始まります。
私は人生の折り返し地点である40歳の時に、自分の欲で生きることをやめました。経営していた会社をたたみ、この生き方を始めました。その歩みの元は、天の意志です。天が私にメッセージを与え、いかに自らの自我を越えて、その天の意志に忠実に生きるかということをやり続けてきた結果、今があります。
たくさんの出会いをいただきながら進んでいく中で、私はいったい何のためにこの人生を生きているのかということが観えてきました。それは、この世界に「美しい」を表現するためです。それが私の人生の目的であることがわかってきました。今の、正しいことが間違いとなり、真実を見失ってしまった世の中で、いかにそれが必要であることか。私の人生は、世の中の様々な問題ごとをひも解くためにある。そして、人々に真実に目覚めてもらうためにある。そのような人生を歩んできましたが、今日、67歳の誕生日を機に、その人生を白紙に戻し、最終章となるこれからの人生を歩んでいきます。
これからは、なぜ今のような世の中があるのかということをひも解いていきます。同時に、このような意識が地球上に現れたということは、いよいよ質的転換を持って次の時代が地球上に現象化されることの証です。これからお伝えしていくことは、地球上だけではなく、宇宙にも霊的に発信されていくことを確信しています。

皆さん、見ていてください。時代は確実に、大質的転換をして、大きく変わります。その時に、今までのような地上的・人間的な意識では、新しい時代に付き合っていくことができません。私たちは、これから宇宙時代を生きる魂です。ここにいる皆さんだけではなく、人類すべてがそうです。それを人々に求める時代が来たのです。
いつの時代も、人間がこの世界を創っているということはありません。どんなに優れた人々も、その時代の要請により、役割を果たしているだけなのです。トキの流れの中で、現象化という宇宙創造の仕組みの中に、役割として現れ、一人ひとりがその時代に必要な役割を担っています。
これからの時代は、一人ひとりがしっかりと立ち、自らのオリジナルな個性を存分に活かし、役割を果たすことによって、地球生命生態系や太陽系、銀河、銀河群、大宇宙のように、すべてのものが連携した大調和のもとに、ひとつの世界を表現していく時代に入ります。その時に、小さな小さな存在である自らのクセは、個性としてこの世界に役立ちます。どのような人格であっても、使い方によって、有益にも、無効なものにもなるのです。
ですから自らの人格のひどさを見て、自信をなくしてはいけません。それは使い方が間違っているだけです。それを、今の地球人、現代社会の人々に、これから伝えていく必要があります。
私は今日から、「ジイジ」と名乗ります。「ジイジ」とは、それを示していくということです。

今日、この誕生祭の場が始まった時に、何か違和感がありました。これまでの人々は、このような場所を持って、個性的な道をつぶしてきたのです。「人はこのようにあるべきだ」という経典をつくり、その経典に倣って生きていくことが正しいのだという世界をつくってきました。
これからの時代は、そうではありません。私は今、ここにこうして立って話しています。しかし、皆さんのリーダーではありません。この節目の時に、私が到達した境地を、情報として皆さんに伝えているだけです。それを皆さん一人ひとりの意志として、独立したひとつの個性として、どう思うのか。
この世界に劣っている者は誰もいません。特別に尊い者もいません。すべて平等なのです。目に見えないバクテリアであろうと、野の獣たちであろうと、植物であろうと、みんなが平等に個性を発揮し、ネットワークを築き、この世界を創っているのです。ずっと昔、まだ人間が自然から命をいただいて生きていた頃には、人間もそのネットワークの一部として存在していました。天体の意志を受け取り、自然と対話し、生きていたのです。

新しい時代の扉を開くのは、ジイジだけではありません。一人ひとりが扉を開き、そのネットワークが次の時代を創ります。そこでは、みんなが平等です。
このことが今、この場から、霊的に発信されました。ここに今、たくさんの人々がいますが、霊的に発信されたということは、その意識レベルを持っている人々は、この場に居合わせなくても、気付いているはずです。そしてこれから、出会うことになるでしょう。その出会いのネットワークをこれから広げていくのです。
そのためには、今までの時代のように、「自分たちの考えを広げるのだ」と自己主張をする必要はありません。そういった主張を元に組織をつくる必要もありません。そう思えば、その心に共鳴するものと自然に出会い、自ずとことが成っていく。それが本来の時代の姿なのです。

木の花ファミリーは、世間の基準からしたらとてもマニアックで不可思議な場所です。この不思議なところが、新しい時代のひな型として、真実を示しているということを、この場に出会った皆さんは、どうぞ現していってください。私もその一員です。私は、自分が果たすべき役割を知っています。未来に、この役割を終えて旅立つ時、その時の精神の位置と、そこから向かうべき方向を知っています。それには確信があるのです。
今、この世界に生きる中で、ふっと湧いてくることが、現実として成っていきます。心が純粋になっていくと、人はそのように無駄のない思考をし、極めて的を射た日々を送ることができるようになります。見ていてください。これからますますそのように言葉を発し、ますます現象化をして生きていきます。
その時に、私は皆さんの師匠でもなければ教祖でもありません。これは、人の在り方のひとつの情報です。私の67年間と同じような人生を、皆さんは生きられないでしょう?それは私の個性なのですから。同じように、皆さん一人ひとりも個性的なのです。あなたの人生は、誰も生きられない。どうぞ皆さん、その人生を、有意義に活かしてください。絶対に役割があるから。それがこの世界で役に立つから、生まれてきているのです。

もしもあなたが自分の人生を見て否定的に思うならば、それはあなたがあなたの人生を活かしていないだけです。人生に迷っている人がいれば、ジイジは寄り添い、指針を与えてくれるかもしれません。しかし、最終的にあなたの人生をどうするのかは、あなたの責任です。
私たちは共に時代を築いていく役割をいただき、今、この場に集っていますが、魂の歩みはそれぞれ別々です。ジイジは、それを救おうなどとは思いません。人間が、他者によって「救われる」という発想から、自らの価値を高め、自らが自らを救済する時代が始まったのです。そこでは、自らが尊きものになる手段が、自らの手の内にあるのです。それが、人生の勝利者になるということです。

「尊き者を見つけ、そこに行き、救われるよりも、自らが尊き者となり、他を救える者となれ。これからは、一人びとりがイエスや仏陀であるぞ。」

これまでは、木の花という場所を維持することが目的でしたから、いさどんはみんな一人ひとりに寄り添ってきましたが、これからそのようなことはしません。ジイジはどんどんどんどん先へ進みます。後ろを見たら誰もいないかもしれません。それでもいいのです。その生き方、姿勢が大切なのです。
私は奇妙な話をしますが、これからますます奇妙な話をします。なぜなら、私たちは宇宙を司る大本の御霊の分身分霊であるということに、目覚める時代が来たからです。これを宗教と捉えてはいけません。当たり前のことに、当たり前の人々が目覚め、その精神の立ち位置に立つということです。しかしこれは、まだ人類が至っていない先端の意識です。そのことをよくわきまえ、自分は先頭を行く役割としてそれにふさわしい現象を起こし、指針となろう、という志で歩んでいただきたい。
もう、遅れてくる人には配慮しないからね。先に行っちゃいますよ!(笑)近ごろはみんなとの距離が離れてきて孤独を感じることもありますが、どうか皆さん、それに遅れることなく、いつもそばで、共に生き、物理的にも霊的にも豊かな人生を歩んでいきましょう。それを、心から願っています。

 

 


ジイジの挨拶の後、「はい!」と真っ先に手を挙げてマイクを取ったのは、創立メンバーのじゅんじいでした。


 

じゅんじいより

創立以来、縁の下の力持ちとして、“いさどん”と二人三脚で歩んできたじゅんじい

「いさどん」とは長い付き合いです。私が29歳の時に知り合いました。
えー・・・・・涙が出てきちゃうな。(目元をおさえながら)「ジイジ」って、すごくいい響きだと思います。私は「ジュンジイ」ですが(みんな:笑)、本名も「ジュンジ」です(みんな:爆笑)。ババジとか、ガンジーのように、尊い人を目指すということですね。
この間、いさどんのことをふと思っていたら、「大地球神」というのが浮かんできました。本当に、地球のために生きてるなあ、と。いさどんとは長い付き合いですが、だいぶ差ができました(笑)。それも私の人生だと思っています。でも私の心の中に、目指すものがひとつ、できました。やっぱり、そういう確実なものを目指して、これから生きていくということです。それは、自分に目覚めるということです。
今日は朝から、すごく楽しみにしていました。とても気持ちのいい日でした。いさどん、ありがとう。あ、違った、ジイジありがとう(笑)。みなさん、ありがとう。

 

あいちゃんより

“いさどん”とは一番長い付き合いのあいちゃん

私は、いさどんとは17歳の時からの付き合いです。最初は「古田さん」と呼んでいました。出会ってから、何年になるのかな?えーと・・・計算ができないくらい長い付き合いです(笑)。
長い間、いさどんの追い風ではなく、逆風になってきました。いさどんのやろうとしていることを、全然理解していませんでした。でも皆さんと一緒に暮らしてきて、今日、こういう場があって、これからジイジとはどういう付き合いになるんだろうと思いましたが、一人ひとりが立って、誇れる人生を生きていくことだと思いました。これからも皆さん、よろしくお願いします。
(ゲストの方が、「あいちゃんはすごい。私は何回生まれ変わっても、こういう人(ジイジ)とは結婚しない」と言うと)私は何回生まれ変わっても、こういう人と結婚します😊(みんな拍手!)

 

みかちゃんより

自身も大きな転換点を迎えているみかちゃん

私はここに来て14年です。7を質的転換とすると、2回質的転換をしてここにいます。なぜここに来たのかというと、それにはいろいろな次元の答えがありますが、物理的には人生が一度つぶれてしまい、ここへ転がり込んできました。
私は最初にここに出会った時、いさどんが怖くてここから逃げました。なぜなら、いさどんは心磨くことを説く人だからです。私は自分の中に汚れがたくさんあることを知っていて、心磨きを始めたらどんなことになるかが薄々わかっていたので、そこから逃げました。でも人生が行き詰り、ここへ帰ってきて、みんなと共に生きて、欠けたところを助けられながら、自分にしかできない役割をやらせていただいて、ここまで来ました。
今、自分自身を振り返り、艮の金神が「今の世は逆さまだ」と言っているように、私の心は真っ逆さまで、天ではなく地に向かっていたことを認識しました。この私という暴れ馬を、いさどんがどのような思いでここまで導いて来てくれたのかを、私は知りません。ここまで生きてきて、今ようやくそのことを知れるところまで来たのだと思っています。天に唾を吐くような人生であったことを正し、ジイジと肩を並べて歩んでいける位置に立たせていただきます。これからもよろしくお願い致します。

 

まりちゃんより

いさどんの“大修理”により、みんなの大きな力になってきたまりちゃん

私がいさどんと出会ったのは19歳の時です。縁が続いて、一緒に富士山麓へやって来ました。
ここへ来る前もいろいろな話をしていて、言葉で語るのは簡単ですから、さも自分が出来上がったかのようなつもりでここに来ましたが、来てみたら、あらびっくり!自我だらけの自分と向き合うことになりました。いさどんにはたくさんの手間をかけて、心のトレーニングを受けました。複雑な問答をくり返しながら、最終的にいつも教えられることは・・・(涙で言葉が詰まる)・・・己を忘れて、人のために生きる。どんな出来事をくり返しても、最終的にはそこを学ぶためにあるということを、教えられてきました。

めったに泣かないまりちゃんの涙
ジイジも思わず、もらい泣き

最近、自分の中に、言葉にはできない感覚があります。ああ、こういうことなのかな、という感覚が少しずつ湧いてきています。私も今日から、自分の立ち位置をしっかりと認識して生きていきます。おめでとうございます。

 

ちなっぴーより

天性の明るさで、まっすぐに歩んできたちなっぴー

もう、本当に、泣けちゃうというか、涙が出てきます。私がいさどんと出会ったのは、中学生の時です。その時は「おじさん」て呼んでました。短大を卒業して、これからどう生きていったらいいんだろうと思った時に、いさどんに相談に行きました。そうしたら、その時にいさどんが、こう言ったんです。
「これからおじさんはね、富士山のふもとへ行って、みんなで仲良く助け合って生きていく暮らしをしていこうと思うんだ。そこでは、本物の食べ物、本物の生き方を追求して生きていこうと思ってるんだよ。」
それを聞いて、それは素晴らしい!素晴らしい!!と思いました。さらにいさどんが「これから僕は、“お返しの人生”を生きていくよ」というのを聞いて、私もお返しの人生を生きていく!!!と思って、ついてきました。そうしたら、こんなに素晴らしい人生が待っていました。こんなに豊かで、こんな仲間たちに囲まれて、心を磨きながら生きていけるなんて、素晴らしい。これからは、私もジイジに負けないように、毎日筋トレしてます(笑)。これから、みんなの中で思いっきり質的転換して、人生悔いなし!と生きていきます!

拳を上げて、悔いのない人生を生きることを宣言!

 

その後も、メンバーたちが次々と思いを語りました。

いさどんと出会ったことで「人は学ぶために生まれてきた」ことを知ったえいこばあちゃん
子宮頸がんで死にかけて、奇跡の復活をとげたきょうこちゃん
生きている間に、人間が生きる本当の意味に出会えたと語るこうちゃん
涙、涙の連続で、次から次へと渡されていくハンカチ
自らが柱となっていくことに目覚め始めた男性陣
ゲストからもお花と手作りカードのプレゼント
みんなで一緒に、歌い踊ろう!

ずっと目の病気のためにサングラスを外せずにいたきたじゅんからは、「病気が治りました」というサプライズ報告もありました。「きっともう、病気が必要なくなったんだと思います」ときたじゅん。

 
そして最後に、偶然にもこの日届いたメキシコの太陽マヤ族最高司祭である尊母ナーキンさんからのメッセージがシェアされました。

太陽マヤ族最高司祭・尊母ナーキンさん

以下は、ナーキンさんがチャネリングをした言葉の一部です。2014年のマヤ新年を富士山麓で共に祝って以来、新たな時代を共に築いていく仲間として、木の花ファミリーと太陽マヤ族は交流を重ねてきましたが、この日がジイジの誕生日であることも、名前が変わることも知らないはずのナーキンさんから、こんなメッセージが届いたのでした。


 

ナーキンさんからのメッセージ

富士山は、銀河の中心から最も純粋な愛の周波数が降りてくる聖なる場です。富士山は、真の愛の純粋な振動を吸収する最大の力を持った地球におけるアンテナであり、それは富士山という体から地球という星全体に放たれます。
Mount Fuji is the holy space where the purest frequency of LOVE from the center of the galaxy descends. The Fuji is the planetary antenna of maximum power that assimilates the pure vibration of True Love, and from its body it is radiated to all the Planet Earth.

時の数学的収束において、わたしたちは天による愛の放射を活性化しています。その愛は、存在の豊かさを目覚めさせ、そして真の世界平和の経験を可能にする新たな形の人間の相互関係を誕生させるような最高位の意識を復活させます。
In the mathematical convergence of time we are activating the divine irradiation of Love that awakens the fullness of Being and restores the supreme consciousness that gives birth to new forms of human interrelation that allow the experience of a true WORLD OF PEACE.

私たちはいさどん師(後日、彼の名前は新しいものに変わります)から、本物の精神性の価値の中に生きることができるために、存在の能力を目覚めさせる知識や教えを受け取るでしょう。同様に、尊母ナーキンはマヤの太陽の叡智を通して、一人一人の存在の中に光の最大限の能力を目覚めさせるための美しい提案をシェアすることでしょう。
We are going to receive the teachings of Master Isadon (later this name is changed to the new one), a knowledge that awakens the capacities of the Being so that is able to live within the authentic spiritual values. Likewise, Venerable Grandmother Nah Kin, through mayan solar wisdom, will share beautiful proposals to awaken the maximum capacity of light in each Being.

 


 

驚いたことに、ナーキンさんはいさどんの名前が変わることを予言していたのでした。

 
この世界のすべては、宇宙の大いなる流れの中にあります。これからも未知なる未来への歩みは続き、「ジイジ」と共に、一人ひとりの新たなステージが始まります。

皆さん、これからもどうぞよろしくお願いします!

 

5月6日に行われた田楽田植え祭りにて

 

 

 


宇宙から一人ひとりにオリジナルな人生が託されている

2015年マヤ新年の日、地球に祈りのウェーブを巻き起こす式典の中で、いさどんは次のように語りました。

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今日2015年7月26日、マヤの新年・11MENの祭典に立ち合わせていただきました。そしてその最中に、ひとつの文字が浮かんできました。それは、「時(トキ)」という文字です。マヤ暦はおよそ20000年前から始まりました。その歴史をたどれば、今わたしたちはカタカムナを学んでいますが、そのカタカムナ以前に太平洋という地球上で一番大きな海にムー大陸があったそうです。そのムー大陸が消滅したとき、時(トキ)の文明を東に移し、マヤの文明にしたのです。そして、言魂の文明を西に移し、ユーラシア大陸の端に存在していたヤマトの国に移したのです。それから13000年の時を経て、一昨年、わたしたちはそれをカタカムナの学びとして出会いました。そして昨年から、メキシコの太陽マヤ族最高司祭の尊母ナー・キン氏との出会いにより、このヤマトの地で、マヤの新年の祭典が行われるようになったのです。

歴史を振り返ってみますと、2012年12月21日に25800年ぶりの銀河の冬至を迎えました。わたしたちの地球にも冬至はありますが、冬至とは光がもっとも少ない闇のピークのことです。わたしたちは太陽の生命エネルギーをもとにして、地球上で生命活動を行っています。そして、全ての生命が自分という個性をいただいて、時代を紡いでいるのです。その太陽の一螺旋である25800年ぶりの銀河の冬至が2012年12月21日に訪れ、この日を持ってマヤ暦は終わっています。それは、時(トキ)の文明を継承したマヤの人たちが、太古の昔にそういった宇宙の仕組みや太陽の構造を理解していたということです。

これまで、わたしたちは新たな時代を迎えるための心の準備をしてきました。一人ひとりが自らの個性的な心の歴史を知って、カルマを読み解き、そして新たな心とともに新たな時代を迎える準備をしてきたのです。それが木の花ファミリーの21年の歴史です。

そしてくしくも、新たな時代の扉を開けることになった4年前の東北の震災3.11を持って、わたしたちは地球暦に出会ったのです。地球暦に出会って、わたしたちは自分個人を生きているのではなく、星々の対話を受けて、宇宙の意志を一人ひとりの人生に表現していることがわかってきました。

こうした様々な出会いのもとに、今日2015年7月26日、わたしたちはこの富士山麓の地で地球一周の始まりとしてマヤの新年の祭典を迎えています。この祭典はヤマトの国・日本で始まり、そして24時間かけて地球を一周していくのです。

イメージしてください。宇宙を意識した人々の心が羽ばたくようにウェーブとなって、地球を一周するのです。つまり、地球は丸く、時代は途切れることなく永遠に紡がれながら、わたしたちはひとつの世界を生きているのです。

地球上にはまだまだたくさんの争いや様々な困難がありますが、これは人間以外のものが創ったものではありません。それは、人間が自我を自らのためだけに活かそうとして生きてきた結果なのです。それも、それほど長い期間のことではありません。時をさかのぼれば、およそ250年前のヨーロッパ産業革命以降のことでしょう。さらにもう少しさかのぼれば、800年、1600年くらい前のことでしょう。それ以前、人間は自然とともに生かされ、生命ネットワークの中の役割のひとつとして他の生命とともに繁栄していました。

今、この時を迎え、人間の中で自我が沸騰しています。しかし、これは悪いことなのでしょうか。

それは決してそうではありません。人間の可能性と高い能力を知るためには、思い切りその能力を表現する必要があったのです。そして現実にそれを表現したときに、その問題点も噴き出してきました。それが今の時代です。今、それをコントロールする時(トキ)が訪れ、そして自らのカルマを表現する言魂によってコントロールしていく時代になったのです。今、トキとトコロ、マヤとヤマトが出会って、この祭典につながったのです。

そのように考えますと、わたしたちは自分でわかっている範囲で生きているわけではないのです。星の対話によって時代が刻まれているのであり、それは宇宙の仕組みで生きているのです。その仕組みの中で、わたしたちは常に変化・変容・変態を繰り返しながら進化しているのです。

そういったことをイメージしながら、調和の世界を地球上に表現していきましょう。わたしたち人類は、非常に優れた能力と大きな影響力を持っています。人類が目覚めたら、次の時代にはきっと、この地球生命、さらに宇宙に大きな貢献をするような魂となって育っていく姿がイメージできます。

時代は21世紀に入り、ようやくそのような時代になったのです。2012年の銀河の冬至を迎え、新たな扉が開き、2013年・2014年・2015年と3年間その変化の準備期間をいただいて、2015年はその最後の年です。この新年が明けると、いよいよ新たな時の流れを世界中の人々が感じるようになり、人類も地球自身も新たな宇宙時代を迎えるのです。

それぞれの歩みがあるとしたならば、木の花ファミリーは世界に先駆けてそのことに気付き、目覚めたものとしてこの生活を通して表現するものなのです。これは今後の木の花ファミリーの生き方にますます反映され、そして宇宙を通し、地球ネットワークを通して、全世界に広がっていくものだと確信しています。今日のこの快晴は、天がそのような意志を示されていると感じながら、皆さんとともにその自覚を持って歩んでいきたいと思っています。

木の花の歩みが始まったのが21年前だとしたら、やっと今、時が追いついたのです。人は土星の30年のサイクルで生きていますが、最初の30年で自らが何者かを知ります。そして自らが何者かがわかったら、次の30年でそれを人生に表現するのです。そして、60年でその結果をいただき、その後旅立つための仕上げの準備をするのです。木の花ファミリーの20年から30年に向けての今後の10年間は、きっと新たな時代を紡いでいく大きな役割を果たしていくのでしょう。

そういった意味で、わたしたちは宇宙を生き、時を生き、時代を刻んでいるのです。その中のトコロという場にわたしたちの存在があるのです。ですから、心をしっかりと観て、宇宙・トキ・トコロを意識しながら生きていくことが、生命として、そして大きな役割をいただいている人間としての目的なのだと感じています。

それは、宇宙から一人ひとりにオリジナルな人生を託されているのです。そして、人々は自我から解放され、この世界のために天の意志をいただいて生きていく時代に入ったのです。それは、価値ある素晴らしい人生です。自分のことは自らで責任を持ち、高い意識で歩んでいきましょう。そして、地球上にみろくの世を実現させましょう。皆さん、これからもよろしくお願いします。
 

一人ひとりにオリジナルな人生が託されている
一人ひとりにオリジナルな人生が託されている

 

 


マヤ新年の式典を終えて 〜 太陽マヤ族からのメッセージ

2015年7月26日に、マヤの新年「11MEN」を迎える式典が、朝10時から木の花の聖地宮ノ下広場で開催されました。

これは昨年7月26日、木の花ファミリーにて、メキシコの太陽マヤ族の2014年の新年である「10OC」を祝う祭典を共に行うご縁をいただいたことから始まりました。太陽マヤ族最高司祭である尊母ナー・キン氏が「富士山は世界の中でも最も高い次元のために開かれたスペースであり、宇宙の中心とのコミュニケーションが図られる場」とのインスピレーションを得たことにより、ナー・キン氏を始めとする太陽マヤ族の方々が昨年、木の花ファミリーを訪れ、木の花の宮ノ下広場にて両国の伝統が融合した盛大な祭典が開催されたのでした。

2014年のマヤの祭典より
2014年のマヤの祭典より

同時に、木の花と富士山を挟んで反対側に位置する不二阿祖山太神宮、そしてこの祭典に賛同する日本各地の方々からも富士山へ向かって祈りが捧げられ、その祈りが大きな力となって、富士山をアンテナとして世界へ愛のエネルギーが発信されたのです。

尊母ナー・キン氏による今年の式典は、北イタリアのドロミティ山で行われました。木の花ファミリーも招かれましたが、わたしたちは精神的に共に祝うことにしたのです。そして昨年の祭典のエネルギーを引き継ぐものとして、地の土、そして空気(神)を代表する蜂蜜をお送りくださいということで、7月初旬にイギリスの会議に出張したみちよと同じくその会議に参加していたイタリアのコミュニティ「ダマヌール」のマカコさんを通して、宮ノ下広場の土と木の花ファミリーの蜂蜜が、ナー・キンさんに手渡されました。

そしてわたしたちは、世界中にいる友人たちに、この式典にエネルギー参加することで地球全体に祈りの波を起こそうと呼びかけました。そうすることで、この日一日中、地球は光のウェーブで包まれます。

日本を始め、オーストラリア、バヌアツ、中国、韓国、インド、ブータン、イスラエル、エストニア、イギリス、アイルランド、アメリカ、タイ、イタリアからの参加表明がありました。このエネルギーは確かにわたしたち、そして尊母ナー・キン氏を通して宇宙に伝わるでしょう。

この全世界的なマヤの新年の祭典へのエネルギー参加について、尊母ナー・キン氏のグループの方にお伝えしたところ、次のようなメッセージをいただきました。
 
★マヤ新年11MENを祝う祭典についての詳細はこちら
★昨年のマヤ新年のようすを、ブログ動画にて紹介しています。
 
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連絡をありがとう。第1日目の始めから、わたしたちは、皆さんが尊母ナーキン、そしてわたしたちと共にあることを感じていました。わたしたちは、富士山での素晴らしい日のことを良く話します。木の花ファミリーの愛はいつも私達の心の中にあり続けるでしょう。

わたしたちの旅はスイスのインターラーケンから始まりました。最初の式典は、アイガーという大きな山の向かいにあるメンヒ(ドイツ語で僧侶の意味)とユングフラウ(ドイツ語で処女・若い女性の意味)で行われました。

ダマヌールでは、尊母ナーキン、夫のアルベルトの同行した小グループが、称賛をもって迎え入れられました。そこで水晶の螺旋での瞑想を持つことを許可されました。この螺旋の中央に、木の花ファミリーからの土と蜂蜜を置きました。

次の場所はミラプリ(注:1978年にサイバー芸術家であり、音楽家、未来家のマイケル・モンテクロッサにより創立されたイタリアのコミュニティ)でした。ここではマザー、ミラ・アルファッサのエネルギーが基礎にあります。ここでも木の花の土と蜂蜜が、尊母ナーキンにより母なる大地にもたらされました。

とても大事な日、7月26日はドロミティにいました。それは、美しくあり続けていました。わたしたちは、すること全てに皆さんの存在をとても近くに感じました。11MENの黄金の鷲は今、母なる大地を満たしています。ドロミティでも、土と蜂蜜を捧げました。この日はとても強い日で、わたしたちの星を変容させるエネルギーに満ちており、宇宙において理にかなっています。

そして今は家に戻り、光のルールを伝えるための役割をしていきます。

地球における全ての愛と最善の全てを木の花ファミリーの皆様へ
 
アルムット・ヤッブ
翻訳:アイーシャ・コルテ(マヤ語でふくろうの意味)
アルムットの娘で、本当に、本当に、本当に木の花ファミリーに会いたいと思っています 🙂
 

ドロミティでの祭典より
ドロミティでの祭典より

高次元の意識、叡智を意味するイヌワシの前に立つ尊母ナー・キン氏
高次元の意識、叡智を意味するイヌワシの前に立つ尊母ナー・キン氏

 

(以下、英語原文)

Dear Michiyo,

I thank you very much for your mail. Starting at the first day we felt you were there along with us and Venerable Abuela Nah Kin. We talked a lot about this beautiful day at the Monte Fuji San. The love of the Konohana Family will always be in our hearts.
Our journey began in Switzerland in Interlaken. The first ceremony took place opposite the big mountains “Eiger”, “Mönch (which means monk in German”) and “Jungfrau” (meaning virgin).
In Damanhur we – Venerable Abuela Nah Kin, Maestro Alberto and the small group of people accompanying them – have been honored very much. And so we were accorded the honour of holding a meditation with the crystal spiral. In the center of this spiral now lie the soil and the honey of the Konohana Family.
The next place was Mirapuri. Here the energy of Mother Mira Alfassa is rooted. Here also soil and honey were given to Mother Earth by Venerable Abuela Nah Kin.
The big day, the 26th of July, was then in the Dolomits. It had been beautiful. We felt your presence very near, in everything we did. The golden Eagle-Energy of 11 Men now fulfills our Mother Earth. In the Dolomits lie soil and honey as well. It were strong days, full of energy, which transformed our planet, so that it’s sensible in the universum. Now we’re home again and called upon to pass on the light-codes.

With all love on earth and all the best to you and the Konohana Family,

Almut Ya’ab
Translation: Aisha Kulte [Mayan for “owl”] – (daughter from Almut, who really, really really wants to meet the community of Konohana 🙂

 

 


太陽マヤ族のシャンティより

メキシコの太陽マヤ族最高司祭の尊母ナー・キン氏の娘であるシャンティからメールが届きました。
ナー・キン氏一行は、7月26日に木の花ファミリーにて開催されたマヤ新年10OCの祭典を中日として日本各地を旅し、シャンティはその中で通訳の役割も務めていました。

通訳を務めるシャンティ。左は阿祖山太神宮の渡邉宮司。
阿祖山太神宮の渡邉宮司との会話を通訳するシャンティ

 
以下、シャンティからのメールです。
  
■   ■   ■
  
ツアーで忙しく、返事がすぐにできませんでしたが、メキシコにもどってきました。

私たちの心よりの深い感謝を申し上げます。

140726-111553私たちの誰もが木の花ファミリーの愛と美しさにとても感動しました。皆さんは私たちの心の中に今も、そしてこれからもあり続けます。
また不二阿祖山太神宮からの素晴らしい愛の仕事を感じました。
マヤの新年の式典10 OCは天国の中に作られました。私たちは成し遂げたのです!それは可能な限りを尽くしたスピリチュアルな成功でした。
どうもありがとうございます。

私たちが神により恩恵を受けたパワフルなスピリチュアルな光のつながりを創りだしたことは確かです。木の花ファミリーと不二阿祖山太神宮は、私たちと共に、愛の力の架け橋の役割をしているので、今後も皆さんとつながり続けることは確かです。私たちはそれを感じることができます。
ありがとうございます。ありがとうございます。ありがとうございます。

愛と感謝と共に
シャンティとマヤの伝統の太陽族より
  

I couldn’t answer you before since we where very busy in the tour, but we are back in Mexico now!

THANK YOU SO MUCH FROM THE DEEP OF OUR HEART.

Everyone of us felt so move because of the love and beauty of Konohana Family, all of you are in our hearts, now and forever. We also felt the great work of love from Fuji Asoyama Daijingu. The Mayan New Year Ceremony “10 OC” was made in heaven. We made it! It was a Spiritual Success in all ways possible, thank you so much.

For sure we have created a powerful spiritual bond in light, bless by the divine. We sure going to keep contact with you, because Konohana Family and Fuji Asoyama Daijingu are doing a bridge of love power with us. We can feel it! Thank you, thank you, thank you.

With love and gratitude,

Shanti and the Solar Mayan Tradition.
 
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分離から統合の時代へ 〜 マヤ新年10 OCの祭典

7月26日、メキシコのユカタン半島に住むマヤ族の中の一つ「太陽マヤ族」の最高司祭、尊母ナー・キン氏とその一行の方々が、木の花の聖地「宮ノ下」を訪れて、2014年のマヤの新年を祝う祭典を行いました。

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今回の儀式は彼らマヤ族の暦の20年のサイクルの中の一つ、10OC「白い犬」の年に当たります。

太陽マヤ族最高司祭 尊母ナー・キン氏
太陽マヤ族最高司祭 尊母ナー・キン氏

「富士山は世界の中でも最も高い次元のために開かれたスペースであり、宇宙の中心とのコミュニケーションが図られる場」とのインスピレーションを得たナー・キン氏は、今年のマヤの新年を祝う場として、日本の富士山麓を選びました。その流れの中で彼らの活動を支援する日本人の方から木の花ファミリーの存在が伝えられ、私たちの聖地「宮ノ下」がこの祭典の会場となったのです。

この新年の祭典は、2012年12月のマヤ暦の終焉、そして25800年ぶりの銀河の冬至から続く流れの中にあります。

私たちが住む太陽系は、約25800年周期でらせん状に回転しながら、天の川銀河の中心を約2億2600万年かけて回っています。約13000年間、ゆっくりと闇の時代をくぐり抜けてきた太陽系は、分離と闘争の長い時代を経て2012年12月21日に闇のピークを迎え、その時を境に、光が増していくサイクルに入りました。
闇の中に徐々に光がさして行くことで、闇の時代には見えなかった、人の心の闇や社会の闇が照らし出されその構造が炙り出され、統合の時代への流れに逆らう者たちは最後の抵抗に出るという事もあるでしょう。そういった一見悪い出来事に見えることも、光が増していくにつれて真実が炙り出されていく浄化作用であり、起こることのすべてが良きことのためにあるという確信のもとに、光の時代を創り上げる意思を持った者たちがつながりあうことで大きな力が生まれてきます。

木の花ファミリーの聖地「宮ノ下」がこのように価値ある歴史的な祭典の会場に選ばれたことは、これまでの歩みの大切さの確認の場になりました。そしてその意味の深さを知るにつれ、今年20周年を迎え、「菩薩の里」として本来の道を歩み出した木の花ファミリーの役割の大きさを確信することになりました。

不二阿祖山太神宮の渡邉宮司(右)
不二阿祖山太神宮の渡邉宮司(右)

またこの祭典では、昨年11月に運命的な出会いをいただいた、木の花ファミリーと富士山を挟んでちょうど真向かいに位置する不二阿祖山太神宮からも、時を同じくして、共に富士山から世界に向けて祈りが捧げられました。木の花ファミリーが理想の生活を実践する「陽」の役割とするならば、不二阿祖山太神宮は神事に重きをおき、神を祀る「陰」の役割であり、私たちの生活の神殿に当たる対になるものと捉えています。ナー・キン氏は、富士山の両側で式典を同時に行うことは、陰陽が調和したバランスの取れた力を生み出し、統合されたエネルギーを地球全体へ向けて富士山が放射するのを助けることになる、と語っていました。

大盛り上がりのウェルカムコンサート
ウェルカムコンサートは子供達も大盛り上がり!

不二阿祖山太神宮の方々が前日に木の花へ来て下さり、ナー・キン氏一行と共に現地の下見を行いました。そして当日に同じ意識で祭典ができるように、互いの意識を確認する時間を持ちました。その後、木の花ファミリーのウェルカムコンサートに参加し、この祭典に関するナー・キン氏のプレゼンテーションから、高い意識の次元で今回の祭典を行うことを確認されて帰られました。このウェルカムコンサートでは、マヤの方々が魂から喜んでいる様子がうかがわれ、共にこの出会いの喜びを分かち合う熱い時間を過ごしました。

互いの意識を確認し合った座談会
互いの意識を確認し合った座談会

交流の中でナー・キン氏は次のように語っています。
「富士山が私を呼びました。私がしたことは富士山が伝えてくれた意志を叶えただけなのです。毎日富士山と共に瞑想していた時、銀河の中心から富士山に向かって、強烈な光の柱がらせん状に降りて、それが地球上に広がりました。それは、まだ人類が知らない純粋な愛のエネルギーであり、これは特定の団体のためではなく、すべての人類のための愛のエネルギーなのです。」
そして、ナー・キン氏がこのビジョンを見たのは、20年前のことでした。これは木の花ファミリーが創立した時と一致します。

祭典前の意識合わせ
祭典前の意識合わせ

 
さて当日、ナー・キン氏一行は朝8時から聖地に入り儀式のための準備の意識合わせをしました。
祭典は、4つの要素(火・水・空気・大地)を代表する四方(西・東・北・南)に挨拶をすることから始まりました。そして、3つの偉大なる魂(聖なる太陽、神なる地球、すべての人間の中にある神性)に挨拶をした後、マヤの新年10 OCの特別な祝祭に移りました。
富士山を挟んだそれぞれの地にて、神の愛の周波数に調和し、この聖なる山に息づく偉大なる魂を呼ぶための儀式を行い、無限なる愛の光線を地に降ろしました。ナー・キン氏は、この地は地球の神なる愛の中心地なのです、と語ります。そしてその愛の光線と一体となり、様々な楽器の音と共に、愛のエネルギーを地球全体へと広げていきました。
 
祭典前に、「火」の役割の人々が皆を清めます。
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清めを受けるえいこばあちゃん。
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固まるあやな。
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花のエキスをもらうかずこちゃん。
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「水」の役割の人が、バジルの葉を使って皆に水をかけていきます。
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大地への挨拶。
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この時、この季節にはほとんど見えない富士山がうっすらと姿を現しました。
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一人ひとりが楽器を持ち、呼び降ろした愛のエネルギーを音にのせて地球全体へと広げていきます。
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キッチンスタッフは楽器も仕事道具。
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祝詞をあげる祭主のヒロッチ

祭典の中で、木の花ファミリーは神道の儀式を通じて、降神祝詞で富士山の神を降ろすという役割を果たしました。その儀式により、マヤの祭壇と艮の方角にある富士山、そしてさらにその向こうにある不二阿祖山太神宮に向って祝詞があげられました。そして祭場全体を祭主が大きく回って八方払いによって場が清められました。
続いて、カタカムナの中でも「世界を元気にする」と言われている63首をマヤの方々と共に全員で7回奏上し、舞を奉納しました。

また今回は、不二阿祖山太神宮と木の花をつなげてくださった西村雅秀さんによる、「アワ歌」の奉納も行われました。
こうした新年を祝う祭典の最後には、種、果物やはちみつと共に水晶などを地中に埋め、花々でまわりを飾り、無事セレモニーは終了しました。
 
カタカムナ63首の奏上。
カタカムナ63首の奏上
舞手を務めたようこちゃんとひとみちゃん。
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お米や豆などの種。
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祭場に掘った穴へ、種や果物などを入れていきます。
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埋めた後に花を飾る子どもたち。
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最後に再び祝詞を奏上し、セレモニー終了。

20年前に、富士山をアンテナとして、大切な生き方を世界に向けて発信しようと始まった木の花ファミリーの暮らしは、20年の長い物語を経て、やはり20年前に同じビジョンを地球の裏側で見ていたマヤ族の方々と出会い、時空を超えてつながったのです。そして、時代の流れの中で大切な役割を果たしていく者たちがこのような形で出会うことに感銘しました。

祭典終了後、いさどんとハグするナー・キン氏
祭典終了後、いさどんとハグするナー・キン氏

ナー・キン氏は「この美しい出会いにあまりにも感動し言葉も出ません。皆さんとは初めて出会ったのではなく、出会うべくして出会ったという感じがします」と語りました。
そして「今、人類に対しての責任を感じています。それは、小さいグループではなく、人類全体に責任があるという事です。私たちの仕事は人類全体にとって、とても重要な仕事だと感じています」とも語っていました。

木の花ファミリーの20年の歩みの中で、マヤの人たちの歴史も存在も、とても大きな意味があると感じていました。今回のマヤの祭典は、同じ目的を持ちながらそれぞれの場所で役割を果たしながら生きてきた者たちが、マヤの新年の祭典を通し出会った、壮大な宇宙物語の中の出来事だったのでしょう。

2012年の銀河の冬至以降、地球は新しい時代を迎えましたが、人類はまだそのことをよく理解できていません。しかし、その中でも時代の幕開けを感じ始めた人々が地上に少しずつ現れてきています。今回、このように天の計らいをもって、マヤの新年のセレモニーでそういった人々が集えた事に、私たちはとても感謝し、感銘しています。

富士山は確かに聖なる山ですが、それは地球上の一地点であって、これからは宇宙にある地球自身が尊い存在として、人類が宇宙に対してその尊い役割を果たす場所として時代の扉を開けていくのだろうと、私たちは考えています。
そのことを願って、富士山麓より魂の目覚めの暮らしをこれからも発信していきます。
 
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