ナス10年くらい連作予定地?

お久しぶりです

今日は、ちょっと農家としては、ありえない作業をしました(笑)

半分趣味の世界です(笑)

なす予定地の畝の下を幅30センチ、深さ60センチ(実際は幅40~50センチになってしまった)

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をユンボで掘って、そこに広葉樹の落ち葉をドカドカ詰めて、満タンにし、ほりあげた土を元に戻して畝を成形し、

そこにナスを植え付け、後は、最低5年間は、無肥料で育てます。 ナスは、落ち葉の養分を吸収して育ちます

この、ちょっと農家として、ありえない方法は、MOA大仁農場を訪問した時に、MOAのナス栽培の畑でやっていたものを

まねたものです。そこでは、すでに6年間、無農薬、無肥料でやっていました。

面白かったので、木の花に帰ってきてみんなに話したら、一列だけやって見ようということになりました

20メートルくらいだけですが、やってみている途中です。

とにかく、すんごい労力、20メートルの畝でがんがん詰めたら軽トラ3台~4台の落ち葉が入ってしまう

中華人民共和国なみの人海戦術が可能な木の花だからできる、農法かなーと?

ツꀀこんだけの落ち葉があったら、堆肥がもっと詰めるのにーとか考えたりもしましたが、面白さにまけて決行しました

MOAの木嶋先生は、唯一、難点があるとしたら、「ナスが出来すぎてこまる」といっていたので、どうなるか楽しみにしています

美味しいナスができるかなー?今からわくわくしています。

ちなみに、明日、完成予定!!

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農の会

東京の新宿で26日、27日と農の会2008年定例研究会に参加してきました。

今回は、いつもお世話になっている自然農法センターの石綿さんに木の花ファミリーの農業の事例について発表の機会を頂きました。プレゼンを作ったのは、なんと25日の夜からでした。一夜漬けで作ったので、ちょっと大変でしたが、なんとか無事?発表を終えました。

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ツꀀさて、内容はというと、石綿さんのミクシーの日記が詳しいのでそれをコピーさせて貰うとして、

個人的な感想を書きましょう。同じく関連報告のところで発表した土肥さんの「土壌診断を活用したすいかの有機栽培」という発表がとても印象で的でした。農家がここまで出来るものか?と驚きました。まだまだ、学んでいく事が多いことを感じました。これから、いろいろと教わっていきたいし、情報交換などを適宜していけたらと思ってます。

土肥さんのスイカのHP http://www.dosuika.com/index.html

ワタワタさんの「ボカシの施肥時期・施肥位置によるキャベツのねばりの変化」もよかったー。ぼかしの表層施用が下層部の根を増やすというところ、とても面白かったです。ほかにもたくさん勉強になりました

2日目のピートン研究会も非常にコア。

そして、ぷ組三人衆と一緒のお昼も楽しいひと時でした。農業談義って本当におもしろい。バランス感覚のすぐれた三人衆と出会えた事が今回のなによりの財産かなーと。これから、たくさん絡んでいくことになるでしょう。今後が楽しみです。

■以下、石綿さんのミクシーの日記の感想から・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

農の会1日目は珍しく(?)人が多くて、約40名の参加者。熊沢先生の講演は総説になっていて、分かりやすかったですね。有機物の使い方は、根を働かせる環境をつくることと養分供給と分けて考える。そして根の働きを通して作物の品質が高くなるし、そのように有機物を利用することで土壌の維持も出来るというお話しでした。我らがドッひー。さんの発表は、言葉としてCECというのは知っていても、それを活用する土づくりという話はおそらく初めてきいたって人が多かったのではないかなって印象です。土壌関係の元研究者や元技術者が会員に何名がいるのですが、その人達が農家がCECや緩衝能を気にした土壌改良をするっていうことにえらく感心していました。木の花ファミリー・伝線マン@いのちの村さんの発表は、ファミリーの紹介もあり、畑作の現状とこれからの課題が説明されました。ファミリーの活動にには感心しきりで、これを機会にした新しい出会い・つながりがまた1本(1束?)きっと増えるのでしょう。作物栽培や土づくりについては、今後、農の会の中でも継続して追跡し、その経過をシェアしていけたらいいなぁと思いました。
わたわたの発表は、有機物の使い方で根の反応が異なるって研究を少し紹介したのですが、やはり感心が高かった。そこのところが詳しく知りたいと。でも土の中を見るって具体的には本当に難しい。統計的に意味のあるデータに基づくストーリーでなければ、それはおとぎ話になってしまうし、おとぎ話を前提にした農業技術っていうのは、自分だけの特殊技術や一種の信仰になってしまうと思います。根の働き・機能をみる方法・試行錯誤がいるなぁとつくづく思いました。これについては熊沢先生の講演に少しヒントもあって収穫でしたね。

あと忘れないように書き留めておこうと思ったのは、懇親会の席で農工大肥料学研究室の元教授H先生から聞いた話。黒ボク土壌に施したリン酸は、最初にカルシウム結合型リン酸になったのちに、徐々にアルミニウム結合型リン酸あるいは鉄結合型リン酸に移行する。特に堆肥を入れるとアルミニウム結合型リン酸に変わる速度が速くなる。アルミニウム結合型リン酸は、通常、有効態リン酸ではないけれど(つまり通常の有効態リン酸測定法では測れなくなるけど)、植物や微生物の色々な仕組みの中では十分に利用可能なリン酸であるという話でした。吸収量と施肥量の関係で、リン酸が余ってもいいはずなのに、分析値では有効態リン酸が増えない場合がある一方で、有効態リン酸が増え出すとリン酸分の施肥を控えても、リン察が減らないっていう現象の説明にはなるのかな。根酸と微生物と腐植が関わるかなり複雑な仕組みがあることが予想されますね。

2日目お昼ご飯は、こだわりのカレーうどん専門店なる店を発見!うまかった。メニューがユニーク。わたわたが頼んだのは、赤カレーうどん。タイ風のレッドカレーによく似たスープにうどんが入っている。でもネギは長ネギ。小さなご飯がついている。ご飯にカレーをかけると、完全にレッドカレー。でもうどん。決してB級って感じでなく、レッドカレーとしてはちゃんと的を得た味。他のメニューもとにかく全てカレーうどんなのが面白い。いいお店を見つけたなぁわーい(嬉しい顔)。幹事会ごとに1つずつメニューを制覇しよう

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大根の移植(種取り用)

今日は、自然農法センターの石綿さんがMOA大仁農場の研究者と育種している「宮重大根」を種取り用の畑に移植しました。ちなみに、この種は、自農センターの織田さんから頂いたものです。l

ツꀀやり方としては

①丁度いい大きさの大根を50個体選び、その中から20個体を選ぶ

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③移植畑に移す

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③完成!!

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春先になると菜花がさきますので、その前にネットで覆って虫が入らないようにします。交雑を防ぐためです。何日かに一回、車をそうじするようなワタワタのついた棒で撫ぜて花粉を受粉させてあげます。

そして、たねが出来るまでまって種取りという流れです。

「品種にまさる技術なし」という言葉を私の修行時代に一年研修させていただいた金子美登さんが教えてくれました。

これは、本当だなーと思います。

その地域、その畑で種を取り続けることによってその土地にもっとも適した種になる。例えば、キャベツであっても虫害を受けなかった種を取り続けることで、虫害の受けにくいキャベツの品種がつくられるなどなど

ツꀀ土作りと種取りって本当に奥が深いと感じる今日この頃!!


うこん収穫続き

うこんの収穫の続きをしました春ウコン、秋ウコン、紫うこんです。

木の花では、秋ウコンをターメリック用(カレーなどに使います)、そのほか、春うこん、紫うこんは、秋ウコンを混ぜて3種類で飲用に加工します。

ツꀀ木の花のメンバーが健康なのも、ウコンパウダー、シモンパウダー、なた豆パウダーなどを飲んだり、自然農法でつくったお米や野菜などを食べているからに他なりません。うちは262種類ほどの作物を作っていますが、医食同源と言う言葉がここではあたりまえに実現されているなーと改めて感じました

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昨日に続いてあり君が紫うこんをもってくれてます。笑顔ですが、実は一株がとっても重いんです。

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みんなで収穫してまーす

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うこんの株


しょうが、うこんの収穫&保存

木の花では、ひと霜降りてから、根菜類の収穫、保存を始めます

今日は、生姜とうこんの収穫をしました。発芽がそろわず、途中草に覆われることがあったので、あまり期待していませんでしたが、蓋をあけてみたらなかなかの出来でした。

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ツꀀたんぼ隊のあり君が生姜ほりを手伝いに来てくれました!!

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生姜を掘りあげて、みんなで生姜の茎を切っています

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結構いいできでしょ!!

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夜には、渋柿づくりをみんなでしましたー!!はやく食べたいものです