大町より2 ー こうちゃん編

大町からのお便り2人目は、畑のスペシャリスト・こうちゃんです 。

ジャガイモ収穫中のこうちゃん
ジャガイモ収穫中のこうちゃん(右)

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トマト

きれいな成長をしました。
10段目までついたかな。
すらっと細いわりによく実っている。
こういう生育、できるものなんですね。

このハウスでは初めてのトマト。
結構、有機物もあったので、基肥なし。
追肥は、米ぬかやボカシ肥を生育の様子を見て何度かした。
タイミングは、最初、第1果房の実がピンポン玉級の大きさになってから、後はついた花の数や茎の太さを見ながら、適時、適量を。
水は、地表が乾いてきたら、あまりたくさんではなく適量をやる。
地表が濡れるより、もうちょっとって感じかな。
仕立ては、主枝と第1果房直下のわき芽を伸ばす2本仕立て。

疫病などにもかからず生育できたことも大きな要因。
ここは信州の大町市、標高は800mと高い。
トマトの生まれ故郷は、南米のアンデス高原なので、雨の量が比較的少ない長野県の気候は合っている。
比べて、梅雨に雨の多い静岡では、病気にかかりやすく、土中水分も高いせいか、生育も暴れ気味で、コントロールがなかなかうまくできなかった。
水分や肥料っ気が多いと、茎が太くなり成長点も止まり着果も上手くいかない。つまり暴れちゃう。
反対に、肥料っ気が少ないとヒョロヒョロになっちゃう。

この標高の気候のせいか、害虫が少なく、雑草の勢いも静岡と比べて、おとなしいよう。
味についても、朝晩の気温差のため濃くて美味しい。

豊作のトマトを手にするあいちゃんと、富士宮から畑の応援に来たえいこばあちゃん
豊作のトマトを手にするあいちゃんと、富士宮から畑の応援に来たえいこばあちゃん

 
トマトの姿を見て、今回を振り返ってみる。

今年は、家の裏の畑で作ったため、必要を感じた時にちょくちょくお世話できたことが一番大きかったな。
心を掛ける度合いだね。

意図を持ってコントロールしながら、トマトに合わせ、すくすく育ってもらう。
一緒に表現を作っていくキャッチボールのような。
自分の中に、トマトの生育の一つのモデルがイメージできた。
単なる知識ではなく体感として。

理想のトマトの生育、今まで、そのイメージが描けなくて、どこにどう持っていったらよいか分からず、試行錯誤の繰り返しだった。
ようやく目指すイメージが見えた。体感した。
そこに持っていくために、今までの経験から培ってきたものが真に生かせる。
ファミリーの畑隊のみんなにも共有したくて。
僕一人の体験が、みんなの物になって、みんなでこれから生かせる。
こういう生活、豊かでしょ。

作物だけでなく、物事は目指すイメージが持てて初めて、それに向かった、的を射た一歩一歩が踏み出せるのではないか。

中玉トマト。先端までびっしりなった。 すごくうまい。
中玉トマト。先端までびっしりなった。すごくうまい。
10段目まで着果。ハウスから先端は飛び出ている。
10段目まで着果。ハウスから先端は飛び出ている。
茎が細い割にしっかり数がなった。
茎が細い割にしっかり数がなった。
4
上段でも3果程ついている。
地面に茶色く見えるのはボカシ肥を撒いてある。
地面に茶色く見えるのはボカシ肥を撒いてある。
ミニも鈴なり。 初めは暴れていたので4本仕立てで伸ばしていき、途中で落ち着いたので2本を止め、2本仕立てに戻した。
ミニも鈴なり。初めは暴れていたので4本仕立てで伸ばしていき、途中で落ち着いたので2本を止め、2本仕立てに戻した。
V字型2本仕立て。
V字型2本仕立て。

 
話は変わって。
先日、ファミリーのミーティングでいさどんがシェアしてくれた。
太陽を時間軸と捉えると、地球はその周りをらせん状に回りながら過去から現在、そして未来へと移動している。
つまり繋がっている。

早速、実践。繋げて考えてみた。
自分に起きた現象に、落ち込んだり、指摘されると思い恐れたり、それを避けようとして逆に相手を攻撃したり、認めたくないからもっと良い者だと思ったり。
それはみんな、そこだけを区切って見て、条件反射している。
過去から今まで繋げて振り返ってみると、「僕ってそういう人じゃん」て思えた。
構えずに、恐れもなく、客観的ってこういう風だなと。
こんなにも冷静に自分の足りなさを認められるって、とても省エネ。
心の癖としてはっきりイメージできる。
自分を守らなくていいってことはすごく楽。
今までどれだけエネルギーを浪費してきたことか。
これを自我って言うんだね。
こうやって見て行けば自分の癖を認識し超えていけそう。
もしかして心磨きってこういうことか。
てことは、今までやっているつもりだったけど、心磨きなんてしてなかったんだって、気づきました。

なんだってこの宇宙のものは、過去から現在、未来へと繋がっているのだから、一つ一つ繋げて見たらいいんじゃないか。
自分、一人一人、ファミリー、社会、国、人類、地球、太陽系、銀河、宇宙。
そして作物も。

そうすると客観的に観察ができ、次はこうして行こうってなって変化していく。
それはすごく省エネで、宇宙の流れに沿っているってことじゃないかな。

 

 


大町より1 ー みほちゃん編

長野県大町市にある木の花ファミリー大町ビレッジには、現在みほちゃん、こうちゃん、あいちゃんの3人が滞在しています。今年はトマトが大豊作!の大町の3人より便りが届きましたので、皆さんにご紹介します。まずは1人目、みほちゃんから ──── 。

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大町に遊びに来たすめらと、みほちゃん

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今年の大町はトマトが良くできました。
加工トマトはもちろん、自家用として育てたトマトもよくできたのです。
自家用トマトとして育てたのは、ミニトマトのミコ、イエローアイコ、中玉トマトのレッドオーレ、オレンジオーレ、大玉トマトのひみこです。

 
こうちゃん:
いや〜いいトマトだ〜。大町はトマトに向いているね。
美穂ちゃん、写真撮っといて!
このトマトの写真をみんなにみせてあげよう。

美穂:
は〜い。
(確かにたくさんトマトがなっているけど、写真にとってみんなにみせてあげるぐらいすごいんだ。・・・?トマトをしっかり見てこなかったからすごさが分からないな・・・)

 
という、どこらへんがすごいのかな?という気持ちで写真を撮ったため、いまいちいい写真が撮れず、こうちゃんにトマトのどういう写真を撮ったらいいのか質問することに。

 
こうちゃん:
ゴテゴテしてないで、すらーとしているところがいいんだよね。
細いけどたくさん実をつけてるんだよ。こんなのは今までないんだよ。栄養がかつかつじゃないし、かといって余ってるわけじゃない。
写真をみんなに見せるのは、こんなのができるんだよっていうイメージを共有したいからなんだ。どういうのを目指したらいいかってのがイメージできるとそれをやれるようになると思うんだよね。トマトの可能性を知ったからこそ、慌てずにじっくりと対話して、潜在的にもっている能力を引き出すことができると思うんだ。大町の気候がトマトにあっているというのもあるけど、富士宮でもトマトと対話していけばトマトの可能性を引き出せると思うんだよ。僕だからできたということではなくて、カトケンでもりゅうしろうでもできると思うんだよ。

美穂:
あーなるほど。例えばフィギュアスケートで4回転を一人の人が跳べるようになると、他の人も自分もやれると思って跳べるようになるようなものだね。

こうちゃん:
そうそう。天然循環法というのはことばで説明されてもつかめないところもあるじゃない。進んでみて、感じてみて、あ、こういうことかと落ちていくような。

美穂:
わたしも天然循環法を農であらわすというのを思った時に、自分の中でいまいち、「これだ!」というのがつかめていないとこがある。だけど、最近太陽のことを意識するようになって、感覚的にだけど天然循環法を農で表すって、太陽の思いをつないでいくということなんだなということが分かってきた。
いさどんはいつもいさどんの見てる世界を共有してくれるよね。だけど、ことばでは説明できない部分もたくさんあってもどかしいと思ってるんだろうね。

 

いさどんは、ブログ『瞬間瞬間がオリジナル〜群れが個人を目覚めさせる』の中でこう話していました。

————

ひとつになることは、個が自立し、目覚めるためにある。ひとつになることによって、自らのキャパを広げ、自由自在に行動し変化していくことが可能になる。そういった余裕を身に付けるということだ。
これはやはり体感を伴わないと難しいだろうか。言葉だけで語っても、結局は聞くだけになり、現実が伴わないものになってしまう。

————

言葉だけでなく、語る人の奥にあるものを感じていくこと。
そうすると意識が共有されていく。
共有された意識はそれぞれが意欲を持って進む指針になる。
こんなことをトマトについて話している時に感じました。

 

P.S.
つなげてみるということが、なんとなく体感として分かってきました。
今までの自分の見方がなんと狭い、「今」しかない見方だったことか。

こうちゃんは、つなげてみることで、ネガティブにはまっていたようなこともすぐに受け取れるようになったそうです。

こうちゃん「心磨きをやっているつもりだったんだな」

私も言い訳したり、昔よりはできている、とすぐに思う癖を認識しました。

「今」をより深く認識するために、「過去」を振り返り、
「今」と「過去」を「未来」につなげていくからこそ、意欲が湧く。

信頼しあうっていいな〜
ということを感じることが多い大町のこのごろです。

 
美穂

 

ジャガイモを収穫するみほちゃん
ジャガイモを収穫するみほちゃん

 


宇宙を意識すると何が見えますか?〜そして、トマトさんが教えてくれた

スコットランドのフィンドホーンへみちよちゃんが出張に向かう前日、またまた、和子ちゃんが思い浮かんだことを文章にしてくれました。

原稿についていた、和子ちゃんからのメモ
原稿に添えられていた、和子ちゃんからのメモ

 
■     ■     ■
 
“宇宙おじさん”こといさどんは、宇宙を意識しながら日常を生きている。

すると、最近かわいがっているメダカを見たり、みつばちのお世話をすると、宇宙がみえてくる。法則を意識すると、生きていることの意味、自分が自分であることの大切さに目覚め、真の価値ある生き方ができる。

そうなれば、人にはそれぞれの活かし方がみえてくる。だから、「誰々のように」ということはない。
それは、「自分らしく、宇宙につかっていただく」ということ。
そのためには、自分がつかっていただく対象、つまり宇宙という法をいつも意識していることが大切だね。ご飯を食べることも、呼吸をすることも、宇宙の法則だからね。

= = = = = =
 
という、大人ミーティングでシェアされたこの文章が、とても印象的だった。
次の日の朝、渡球ハウスに向かう途中、車の中で、さぁ、今日1日、宇宙を意識すると、何がみえてくるのかなぁ、と車を走らせながら思いを天にむけていたら、並木道、落葉がひらひら落ちてくる、その葉がはっきりと目に入ってくる。そして、木々のまわりの景色が鮮明にみえてくる。
ハウスについて、もっと近くによって、木々を観察して、じっとみたくなる。あぁ、こんな形で、こんな色していたんだぁ、と、とても新鮮だった。

いさどんは、いつもこうやってよーくみていく。一つ一つ丁寧にみていく。物をみるということは、しっかり目を見ひらいてみるということ。心の目を開けてみること。
そうやってとらえていけば、毎日のあり方、時の流れを感じとっていくことができる。

今日は、トマトハウスで初収穫をしました。

トマトハウス
トマトハウス

緑のトマトがだんだん赤色に変化し、もうとってもいいよ、と教えてくれます。畝には麦ワラが敷きつめてあり、ざくざくと音をたてながら歩いていきました。
並んでいるトマトさん達をみながら、何って美しい、きれいなんだろう、私がみてきた中でも一番いいなぁ、と思う。たいてい、この梅雨の時期には病気がまんえんしてきて葉が黒くなってきます。今が一番輝いているなぁ。それを感じながら、うれしくてうれしくて、涙があふれてきました。
このハウスは、本当に気持ちが良い。みんなの気が入っている。心が感じられる。
そして、流れを感じる。

5月のはじめに、みんなで定植
5月のはじめに、みんなで定植
定植した苗の株元に落ち葉をしいていく
定植した苗の株元に落ち葉をしいていく
苗が大きくなってきたら、倒れないように紐で誘引
苗が大きくなってきたら、倒れないように紐で誘引
色づいてきたトマト 本当にきれい
色づいてきたトマト 本当にきれい

ひろみちゃんが、トマトハウスに麦をしきたいね、と言った一言から、私も心にとまっていて、そろそろ麦刈りするころだなぁ、田んぼ隊に声をかけて、麦を刈る時、わらを残してもらおうと思ってました。
田んぼ隊のゆう君と、手がえしの和子のコンビでおもちつきをたのまれました。その時、実は、トマトに麦わらをしきたいから、コンバインで麦刈り後、粉さいしないでわらを残してほしいと声をかけたら、今日の午後から麦刈りをするから、まこっちゃんに言っておくよ、といってもらいました。何ってタイミング。午後の作業は麦わら集めをやりたいと畑隊に伝えたら、すぐだんどりしてくれ、ゆう君も車の手配をすぐしてくれました。

麦畑に行くと、刈りとられた後の麦わら達がきれいにならんでいます。みんなで一せいにわらを集め、軽トラ2台半集まりました。そして、トマトハウスへもっていき、今日の作業は終了です。とても流れのよい一日で、とても楽しかったです。

麦わら集め
きれいにならんだ麦わらを集め ー
軽トラに積みます
軽トラに積みます
トマトハウスに到着!
トマトハウスに到着!
うめられる和子ちゃん
うめられる和子ちゃん

そして次の日、そのわらをトマトハウス一面にしきつめてやりました。
麦わらには、トマトの病気を食べてくれる菌が住んでいます。麦わらの下に病気の葉をいれると、菌が働いておさえられます。今からしいておくといいなぁ。そして土の保湿にもなる。
みんなで心を配ったり、手をかけたりすると、作物達が本当に喜ぶ。トマトさんが教えてくれた、みんなの連けいプレイだね。
1つのところに心をむけていくと、やさしい場所になる。

トマトさんありがとう。そして、みんなにもありがとう。
これから、ここで出来たトマト達が、みんなのもとへ届いていく。

地球が宇宙空間を移動しているように、毎日、毎日、変化していく。
その一瞬一瞬、流れを感じて、日々ありたいものです。

和子

 
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今日の和子の1日

和子ちゃんからのブログ投稿、第2弾!

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私は、朝一、渡球ハウスにトマトやメロン、パプリカにいちご、人参、玉ねぎなど、野菜たちのお世話に出かけました。

渡球ハウス
渡球ハウスのトマト

すると、いちご農家さんの伊東さんが自転車でむこうからやってきます。
おはようございます、と元気よく挨拶すると、あんたの顔をみると元気がでてくるよ、といわれて、おどろきました。へぇ〜、私の顔みて元気がでるーって、そんな人いるんだぁ〜、でもそういってもらってとってもうれしかったです。元気がでる響きがだせたら、きっと作物もよくできる、と信じて、ハウスの野菜たちの様子をみながら、日々がはじまりました。

もうそろそろ水をほしがってるなぁ、トマトには誘引が必要だ、まくわ瓜にうどんこ病がでていてどうのりきるかなど、作物のことを考えるとわくわくしてきます。
これから収穫まで、本当に楽しみです。

トマトを見ていると、今のここまででも手がかかっているなぁ、畝を立てて、定植して、みんながわいわい作業する風景が目に浮かびます。トマトが育っていくのをただただ手助けしていく。そこには、みんなの愛がこめられているなと感じます。

まくわ瓜の顔をみると、葉に白い粉がふいていて、うどんこ病がでています。今年は、苗の時から雨が多く、病気がでやすい気候だったので、今も進行中です。
これをどうのりきるか。これは、葉面散布しかない。酢50倍で散布してみたり、木酢500倍でやってみたり、納豆を水とあわせてミキサーにかけてそれを散布します。納豆菌はうどんこ病の菌を食べてくれます。これをしばらく続けていれば、のりきれるのか楽しみです。

メロンさん、先の方はいきよいがついているので、そのまま病気に負けずのびていってね、と声をかけました。

次に、いちごの親株がならんでいるハウスに移動します。そこでは、親株からランナーをのばして次の子苗をとります。
そのためにもっと肥料が必要なので、あげようと観察していると、となりの夏野菜畑の方から声がきこえてきます。和子ちゃん、ヘルプ、と。今日の夕方風がふいてきて、きゅうりがふられています。おさえとして、誘引テープで先をとめる作業が必要です。行ってみると、これはやるべきだ、と思い、他の畑隊の人達にも声をかけて、すぐ、きてもらいました。
これでひと安心。あきちゃんの一声でみんなが集まり、あっという間にきゅうりを助けることができました。野菜たちに心をかけることって本当にすばらしいなぁと思いました。

そのあとも、畑さんは、風よけにパオパオというふしょくふをかけにいき、よる8:00すぎまでかかって助けにいったことをきき、またまた、そこまで心をかけている・・・なんてすばらしいことだろう。いい作物ができるなぁ。みんなの心がかかわっている。
日々、いい響きをもって畑にのぞむことを心がけ、そういう日々が送れるひととき、幸せです。

 

追伸
大町に、夕方とった野菜をもっていってもらいましたが、きゅうり美味しかった、鳥肌がたったよ、今までのきゅうりとは全く違う、とコメントを頂きました。みんなの意識がかわったからなのでしょうか。響きが高まってきたからなのでしょうか。
とてもうれしいコメント、ありがとうございました。
 

無肥料で育てているきゅうり。ほんとうに、おいしいです。
無肥料で育てているきゅうり。ほんとうに、おいしいです。

 


いちごさん ありがとう

畑隊の和子ちゃんより、ブログ初投稿です!

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毎日、いちごさんのお世話をさせてもらっている和子です。

いちごさんが実をつけるのも、もうあと少し。収穫しながら、打ち上げ花火のクライマックスのように、数々の花を咲かせてもえつきて終わっていく、そんなイメージと重なって、本当にいちごさんありがとう、おつかれさま、と語りかけました。

定植してから8ヶ月間ずっとみてきて、天然循環法である作物の声をききながら育てていくということを心がけて、試行錯誤しながらここまできました。
ふりかえった時に、なんだか涙が出てきました。
こんなに心をかけていとおしく思う気持ちは、お金をもとめるのではなく、作物から学ぶことを目的としているからです。
毎日顔をみにいくのが楽しみです。赤い実がずらっとならんで輝いているのをみると、本当にうれしくなり、甘くていい香りが最高です。
 
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木の花では、3種類のいちごをつくっています。

とちおとめ・・・一番早くなりだし、実も大きくて色も濃いです。糖度12.7。

あきひめ・・・形は細長く、さわやかな甘みで、たくさんとれます。糖度15.5。

紅ほっぺ・・・形は三角で、酸味が強くとってもおいしいです。おすすめ。糖度17.6。

種類によって肥料の加減も違っていて、特に紅ほっぺはたくさんいるので、その分手をかけてあげます。

ワカメをしいてあげました
苗の脇にワカメをしく

今年は、いちごの植えてあるところに落ち葉をしき、その上にいただいたワカメをしき、さらに青草をしきました。
台風のさなかに、もしかしてハウスがたおれて崩壊するかもしれない、私の命も、いちごさんも危ないかもしれない、と思いながらワカメをしきつめていたことを思いだし、なんだかこっけいでした。

定植してからしばらくして、こがね虫の被害にあい、次から次へと苗がしおれていきます。
みてみると、根が全然張ってなく、虫がいたずらします。たくさんの数を入れかえしました。

次に、アブラムシの被害にもあいました。
葉の生きよいが弱かったので、栄養補給にと、昨年の夏、微生物菌、活性液にスイカやメロンなどの皮をつけておき、発酵させて酵素にしたものをあたえたり、糖蜜をとかして入れたり、尿酵素を入れたり、元気づけてあげました。すると、葉のうらに、アブラムシ、ダニなどいっぱいくっついて、かゆそうでした。それをとりのぞくために、最初ははけではらいながらつぶしていきましたが、おいつきません。そこで、メンバーに知恵をもらい、水で洗い流すことにしました。何回もするうちに少なくなってきて、葉が本当にきれいになったね、といわれました。

 
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ハウスの近くのいちごの専業農家さんが時々みにきてくれます。いやぁ、すごいアブラムシだなぁ、こんだけついてりゃーこりゃーだめだ、いちご、とれないよ、といわれ、危機を感じ、何とか助けなきゃぁと思いつづけた結果、次に見にいらした時、やぁー、きれいになったね、よくやったね、花芽もいっぱいついてきた、といわれました。
その後、実もふくらみ、たくさんのいちごが収穫できました。

化学肥料、化学農薬ばりばりする農家さんにとって、無農薬で化学肥料を使わないでできることは、おどろきのことだと思います。でも、できるんです。こんなにきれいないちごが!農家さんも、とてもびっくりしていました。

難しいことが可能になっていきます。しかも、味が濃くておいしいし、体に良い。一口食べただけで力がわいてくるといわれたこともあります。一度食べた人が、おいしかった、またお願いします、とリピーターになってくれて、配送や、近くのお店においてもらって、出荷しています。

木の花では、月に1度の食事会、春のお茶会、注文のお弁当、お誕生日会のケーキにつかったり、ジャムにしたり、いちごのアイスにしたり、期間限定のいちごをいろいろな形で楽しんでもらっています。
とくにお茶会では、いちごをメインとしたスイーツで、当日600ヶ用意するため、前日からためておき、まにあわせられるのかどきどきしました。でも、おかげさまで、まにあいました。みんなに喜ばれて、大活躍でした。
 

お茶会に登場したいちごのタルト
お茶会に登場したいちごのタルト

デザートはいちごづくし
デザートはいちごづくし

みんな大喜び!
みんな大喜び!

 
そのうち、収穫量のピークをすぎ露に入ってくると、今度はナメクジ大発生です。たくさんのいちごがナメクジの被害により穴が開き、自家用がたくさん増えてしまいました。

夜のナメクジ取り部隊
夜にみんなでナメクジとり

どう対策していくか、と思っていたら、メンバーのかっちゃんが、バナナの皮を置いておくとそこによってくるよ、そしてそのまま捨てればいい、夜7時〜8時頃見にいくと活発に活動しているころだよ、と教えてくれたので、夕食後、7〜8人でナメクジとりにいきました。
ヘッドライトをつけながら、はしと、木酢液を入れたようきをもって、ナメクジとり。すごい数が動いています。ごめんね、ナメクジさん、土にかえってね。
 
というわけで、もうすぐいちごも終了になりますが、一方で、今年の9月に定植する苗をそろそろ作りはじめます。親株からランナーをのばして、苗をとっていきます。もうクリスマスにむけてのいちごの苗を育てています。
こうやって命が循環して、まわっているなぁと感じている今日この頃です。

作物を通して、どうすくすく育っていってもらえるのか、手助けし、何をしてほしいのかよみとって、会話していくことが、本当に大切だとあらためて思います。
そして、太陽であり、水であり、空気であり、大地であり、自然が一体となってその中に自分もいる。すべてひとつだと感じます。

いい響きをもって、作物と接し、心を学んでいきます。
これからも、エネルギーのある野菜を作っていきますので、宜しくお願いします。

ありがとうございました。

和子

 

ピカピカのいちごたち
ピカピカのいちごさんたち